【2021年6月資産公開】株式市場はそろそろピークアウト?ポートフォリオを公開!

6月は多くの資産クラスの中で米国株式のみ上昇する1ヶ月となりました。

とは言え、それでも上昇幅は約2%と、決して大きくはありません。

毎月資産配分のリバランスを行うROBO PROは、株式の比率を大幅に抑えたポートフォリオに変更したこともあり、そろそろ下落を覚悟した方が良いのかもしれません。


一方、先月急落に見舞われた仮想通貨は、今月は下落した水準でのレンジ相場となりました。

今回は、そんな2021年6月末時点の資産とリターンをまとめました。

ゆとり
ゆとり

6月は様子見という雰囲気を感じた月だったピヨ

ポートフォリオ公開!

ゆとりの金融資産(評価額)
  1. つみたてNISA → 132.2万円(+37.2万円、+39%)
  2. 米国ETF+個別株 → 403.3万円(+112.4万円、+28%)
  3. ロボアドバイザー → 33.3万円(+3.3万円、+11%)
  4. 仮想通貨ポートフォリオ → 84.7万円(+55.9万円、+194%)
合計 653.5万円(+208.8万円)

※1ドル=110円で計算(2021年6月末の為替)


つみたてNISA

まずは投資の基本であるつみたてNISAのトータルリターンから見てみましょう。

私がつみたてNISAを始めたのは2019年2月なので、運用開始から2年4ヶ月目の成績となります。

【2021年6月時点】


つみたてNISAリターン

+39.2%

6月のS&P500は、大きく荒れることもなく、最終的には僅かに上昇して終了しました。

その結果、つみたてNISAのパフォーマンスとしては高い水準のままで終わりました。

つみたてNISAでは毎月一定額を積立するため、コロナショックで株価が暴落している時に安い価格でたくさん買えたことが評価額の大きな上昇に繋がっています。

ちなみに、私が運用している商品は「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」です。

ファンドeMAXIS Slim米国株式 (S&P500)
運用会社三菱UFJ国際投信株式会社
ベンチマークS&P500(米国の上位500社に分散投資)
信託報酬0.0968%以内
購入手数料無料

米国の上位500社に分散投資するインデックスファンドで、手数料が国内最安水準ファンド規模も大きく安心感があることから選びました。

けん兄
けん兄

投資初心者は、非課税制度の”つみたてNISA”から始めると良いワン

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米国ETF+個別株

次はポートフォリオの大部分を占める米国株ETFと個別株のリターンを見てみます。

  評価額 損益
VTI 25,351ドル +7,267ドル
セクターETF&個別株 11,331ドル +2,959ドル
合計 36,672ドル +10,216ドル

今月は定期的なVTI購入のみ実施し、個別株の買い付けは行っていません。

個別株の購入を見送ったのは先月に続き、これで2ヶ月連続になります。大きな下落が来れば、段階的に購入していこうと考えています。

6月は米国株式全体が引き続き最高値を更新したため、含み益も過去最大となっています。


米国セクター&個別株ポートフォリオ(米国市場平均を除く部分)のトータルリターンは、今年に入って初めてS&P500に負けましたが、今月はその差を少し埋めました。

主な要因は、私が保有している複数の成長銘柄が大きく上昇したからです。

銘柄別に見てみると、イルミナ(ILMN)、MSCI、マイクロソフト(MSFT)、S&Pグローバル(SPGI)、サーモフィッシャー・サイエンティフィック(TMO)のような銘柄が伸びました。

一方、コカコーラ(KO)、マクドナルド(MCD)、ベライゾン(VZ)のような生活に密接している銘柄などは伸び悩みました。

全体パフォーマンスで見ると久しぶりにS&P500を上回る結果となったため、このトレンドが続いて欲しいところです。

ゆとり
ゆとり

良い勝負になってきたピヨ


ロボアドバイザー3社パフォーマンス比較

2021年1月からはロボアドバイザーを始めています。

ロボアドバイザーとは、AIがポートフォリオを判断し、自動で運用してくれるサービスです。

私が保有している銘柄は全て株式ですが、株式が割高な時の防御手段として、ディフェンシブな資産(金や債券など)もいずれ取り入れたいと思っています。

そのため資産運用の一部をロボアドに充てることにしました。

どのロボアドバイザーを選ぶか迷ったので、主要3社(ウェルスナビ・THEO+docomo・FOLIO ROBO PRO)へ同時に10万円を投入し、パフォーマンスを比較することにしました。

特に、リターンとリスクのバランスが良いウェルスナビと、大胆なリバランスを行い常にベストなパフォーマンスを目指すROBO PROに期待しています。

6月は、運用を開始して5ヶ月が経過した時点になります。

各社ロボアドバイザーの違いが明確に見えてきた時期ですが、どのロボアドバイザーが高いリターンを記録したか、見てみましょう。

ロボアドバイザーのリターン比較
  • ウェルスナビ → 113,329円(+13.3%)
  • THEO+docomo → 111,756円(+11.7%)
  • ROBO PRO → 108,217円(8.2%)

結果は、ウェルスナビが一歩リード、THEOが2位、ROBO PROが3位となりました。

後述するように、今月はROBO PROが金の予想を外し、ウェルスナビとTHEOに差を付けられました。

それぞれのポートフォリオは以下の通りです。

  • ウェルスナビ(リスク許容度4)
    米国株式36%、日欧株式28%、新興国株式10%、米国債券13%、金8%、不動産5%
  • THEO+docomo
    グロース株73%、債券20%、インフレヘッジ7%
  • ROBO PRO (6月、毎月変更)
    米国株35%、先進国株6%、新興国株6%、金29%、米国債券21%、新興国債券0%、ハイイールド債1%、不動産0%

6月のロボプロ(ROBO PRO)は、米国株式、米国債券、金をバランス良く採用するポートフォリオを組んでいました。

ほとんどの資産が一定水準を維持した中、1/3程度を占めていた金だけが大きく下落する展開になりました。

金の予想を得意とするROBO PROですが、外すこともあることが判明しました。これは運用開始から初めての現象だと思います。

7月のROBO PRO ポートフォリオは、ずっと0%であったハイイールド債券も増やし、米国債券・金と合算すると全資産の80%をディフェンシブ資産が占めるようになりました。

これは、先月よりもさらに株式が下落の危険性をはらんでいると読み取れます

なお、2020年1月末から1年間運用した際のロボアド各社のパフォーマンスは以下の図のようになっています。

ロボプロはコロナショックによる下落相場を上手に回避したことで他社を上回る実績を残しているため、今後急落があった際にパフォーマンスが逆転するかが大きなポイントになると思います。

けん兄
けん兄

そろそろ相場が転換するはずワン

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仮想通貨

私は仮想通貨が将来普及すると考えているため、2019年3月からビットコイン(BTC)とリップル(XRP)に積立投資を行ってきました。

また、2021年1月からは仮想通貨投資第2シーズンとして、対象銘柄に新たにイーサリアム、ライトコイン、ビットコインキャッシュ、ステラルーメン、クアンタムを加えて毎月500円以上の積立投資を開始しました。

こちらは今後5年間以上を見据えた投資になるため、短期的な値動きは気にせず腰を据えて投資を行っていくものです。

2021年6月は積立投資(第1シーズン)を始めてから2年超となりますが、パフォーマンスがどうなってるか見てましょう。

  • 仮想通貨ポートフォリオ評価額:84.7万円(+55.9万円、+194%)
  • 仮想通貨評価額:53.1万円
    確定済み利益(現金):31.6万円
  • 投資元本:28.9万円

2020年11月以降、ビットコイン(BTC)とリップル(XRP)が大きく値上がりしたため、爆発的なリターンを記録していました。

しかしながら先月(5月)は一転、ビットコインを含むほとんどの仮想通貨が最高値から50%以上下落しました。

6月は、引き続き下落した水準でのレンジ相場となりました。

先月の下落の原因は以下の2つが大きいとされていますが、いずれもビットコインや仮想通貨の本質的価値を損ねるものではないと思われます。

  • テスラ社がビットコインでの車購入を停止
  • 中国がビットコインのマイニングに関する規制を厳しくする考えを公表

さらに、テスラについてはビットコインがクリーンエネルギーで採掘されるようになった場合に取引を再開することを公表し、将来的には環境負荷に関する懸念が払拭されることが想像できます。

また、私が投資しているアルトコインの幾つかは、ビットコインの電力問題や手数料問題を解決できているため、想定通りの展開と感じています。


さて、6月の私のポートフォリオがどうだったか見ると、仮想通貨の評価額自体はピーク時から減っているものの、投資元本に比べればまだ50万円以上の含み益がある状態です。

特に、保有していた仮想通貨の一部を高値において段階的に売却してきたおかげで確保済みの売却益(利益)は投資元本を上回っていて、精神的な余裕があります

売買行動については、6月も先月に続き、積立額を少し増やしました


なお、ビットコインの次回段階的売却ポイントは1BTC=600万円台、リップルについては1XRP=170円に設定しているため、ここまで値を戻すか、あるいはさらに下落するのか注目です。


ちなみに、前回バブルにおいても高値から− 40%程度の下落は複数回見られました。

そのため、今後反発して1BTC=1000万円を超える展開も十分残されていると考えた方が良いでしょう。

独自の先入観で判断するのではなく、歴史を元にした手堅い戦略(積立投資)で投資を行なっていくことが大切です。

けん兄
けん兄

仮想通貨初心者の方は、下の記事を読んでほしいワン

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まとめ

先月の総リターンは+198万円でしたが、今月は+209万円に増えました。

総利益200万円台を回復しましたが、ROBO PROは株式市場の弱気転換を予想しているため、安心はしていません。

ビットコインは1BTC=1000万円に到達するという予想が多いため、今後の展開に注目です。

そして、ロボアドバイザーは始めて5ヶ月。

株式が強い時はウェルスナビが良い特徴が見えてきました。

一方、今月はROBO PROがポートフォリオの大部分をディフェンシブ資産で固めたため、近々下落が来る可能性も視野に入れて運用していきます。

けん兄
けん兄

ゆとりの投資法は誰にでも真似することができるから、気になる人はぜひ取り入れると良いワン!

ゆとり
ゆとり

着々とお金が増えているピヨ♪