9月は、ほとんどの資産が停滞もしくは下落しました。
株式では恒大集団や中国電力問題、米国の債務不履行危機がリスク要因として意識されました。
また、仮想通貨でも中国政府が暗号資産を全面禁止したことを受け、下落となりました。
今回は、そんな2021年9月末時点の資産とリターンをまとめます。

これから追加投資のチャンスが来る予感がするピヨ
もくじ
ポートフォリオ公開!
- つみたてNISA → 146.2万円(+41.4万円、+39.4%)
- 米国ETF+個別株 → 424.4万円(+111.3万円、+35.5%)
- ロボアドバイザー → 32.9万円(+2.9万円、+9.7%)
- 仮想通貨ポートフォリオ → 101.7万円(+72.8万円、+252%)
※1ドル=111円で計算(2021年9月末の為替)
つみたてNISA
まずは投資の基本であるつみたてNISAのトータルリターンから見てみましょう。
私がつみたてNISAを始めたのは2019年2月なので、運用開始から2年7ヶ月目の成績となります。
つみたてNISAリターン
+39.4%



9月のS&P500は、7月の水準まで下り、久しぶりに陰線で終了しました。
その結果、つみたてNISAのパフォーマンスも僅かに下がって終わりました。
つみたてNISAでは毎月一定額を積立するため、例えこのまま株価が暴落しても安い価格で株をたくさん買えることになるので安心できます。
ちなみに、私が運用している商品は「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」です。
ファンド名 | eMAXIS Slim米国株式 (S&P500) |
---|---|
運用会社 | 三菱UFJ国際投信株式会社 |
ベンチマーク | S&P500(米国の上位500社に分散投資) |
信託報酬 | 0.0968%以内 |
購入手数料 | 無料 |
米国の上位500社に分散投資するインデックスファンドで、手数料が国内最安水準・ファンド規模も大きく安心感があることから選びました。

投資初心者は、非課税制度の”つみたてNISA”から始めると良いワン
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米国ETF+個別株
次はポートフォリオの大部分を占める米国株ETFと個別株のリターンを見てみます。

評価額 | 損益 | |
VTI | 26,372ドル | +7,065ドル |
セクターETF&個別株 | 11,863ドル | +2,970ドル |
合計 | 38,235ドル | +10,035ドル |
今月は毎月のVTI購入に加え、マスターカードを一株買い増しました。米国市場が下落していたことも相まって、7月下旬につけた最高値から15%程下落したところで購入しました。
9月は米国株式全体が下落したため、含み益は先月から減って110万円となっています。
米国セクター&個別株ポートフォリオ(米国市場平均を除く部分)のトータルリターンは、今月もS&P500を下回ったことで僅かに差が広がりましたが、まだ接戦の印象です。


これまで成長を続けていた割高銘柄が下落したピヨ

銘柄別に見てみると、エスティ ローダーやイルミナの下落が特に大きかったです。
一方、サーモフィッシャーやマクドナルドは伸びました。
サーモフィッシャーについては来年の強いガイダンスを示したことが好感されました。マクドナルドは自社株買いと配当引き上げを発表したことでS&P500を上回りました。
累計パフォーマンスで見ると個人ポートフォリオとS&P500はほとんど同じ水準にいます。

大接戦ワン
ロボアドバイザー3社パフォーマンス比較
2021年1月からはロボアドバイザーを始めています。
ロボアドバイザーとは、AIがポートフォリオを判断し、自動で運用してくれるサービスです。
私が保有している銘柄は全て株式ですが、株式が割高な時の防御手段として、ディフェンシブな資産(金や債券など)もいずれ取り入れたいと思っています。
そのため資産運用の一部をロボアドに充てることにしました。
どのロボアドバイザーを選ぶか迷ったので、主要3社(ウェルスナビ・THEO+docomo・FOLIO ROBO PRO)へ同時に10万円を投入し、パフォーマンスを比較することにしました。
特に、リターンとリスクのバランスが良いウェルスナビと、大胆なリバランスを行い常にベストなパフォーマンスを目指すROBO PROに期待しています。
9月は、運用を開始して8ヶ月が経過した時点になります。
各社ロボアドバイザーの違いが明確に見えてきた時期ですが、どのような変化があったか見てみましょう。

- ウェルスナビ → 111,996円(+12.0%)
- THEO+docomo → 109,682円(+9.7%)
- ROBO PRO → 107,416円(7.4%)
結果は、ウェルスナビが1位、THEOが2位、ROBO PROが3位となりました。
今月はいずれのロボアドバイザーも同程度の下落となりました。
それぞれのポートフォリオは以下の通りです。
- ウェルスナビ(リスク許容度4)
米国株式36%、日欧株式28%、新興国株式10%、米国債券13%、金8%、不動産5% - THEO+docomo
グロース株73%、債券20%、インフレヘッジ7% - ROBO PRO (9月、毎月変更)
米国株10%、先進国株1%、新興国株14%、金29%、米国債券20%、新興国債券0%、ハイイールド債3%、不動産21%
9月のロボプロ(ROBO PRO)は、株式を減らし、金・米国債・不動産に多く投資するポートフォリオを組んでいました。
資産クラス別の1ヶ月騰落率を見ると米国債権は2位、不動産は4位となり、比較的良い選択でした。特に、半年ぶりに取り入れた不動産は月前半までは非常にパフォーマンスが良く、その後下落してしまいましたが株式よりは良い結果で終わりました。

10月のROBO PRO ポートフォリオは、株式資産を45%まで増やし、リスク資産の割合を増やしています。
9月の下落は一時的と、ROBO PROは見ているようです。そうであれば、この機会に追加投資を行うのが良さそうです。
さて、ロボアドの比較を始めて半年以上が経過し、各社の特徴と活用方法が固まってきました。

ウェルスナビの連続1位キープは凄いピヨ‼️
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仮想通貨
私は仮想通貨が将来普及すると考えているため、2019年3月からビットコイン(BTC)とリップル(XRP)に積立投資を行ってきました。
また、2021年1月からは仮想通貨投資第2シーズンとして、対象銘柄に新たにイーサリアム、ライトコイン、ビットコインキャッシュ、ステラルーメン、クアンタムを加えて毎月500円以上の積立投資を開始しました。
こちらは今後5年間以上を見据えた投資になるため、短期的な値動きは気にせず腰を据えて投資を行っていくものです。
2021年8月は積立投資(第1シーズン)を始めてから2年5ヶ月となりますが、パフォーマンスがどうなってるか見てましょう。
- 仮想通貨ポートフォリオ評価額:101.7万円(+72.8万円、+252%)
- 投資元本:28.9万円
確定済み利益(現金):30.1万円

2020年11月以降、ビットコイン(BTC)とリップル(XRP)が大きく値上がりしたため、爆発的なリターンを記録しています。
8月はビットコインがレンジ相場を上抜けて価格が回復しましたが、9月は僅かに下落する展開となりました。

7月から8月下旬にかけて価格が急回復した理由は、エルサルバドルがビットコインを法定通貨として運用開始したからでした。
しかし、今月は中国政府が暗号資産を全面禁止としたことが弱気要因になりました。
さて、中国政府の決定は大きなインパクトがあるように感じますが、市場は10%程度の下落に留まりました。
これは、市場が今回の決定を既に織り込み済みだったことを表しています。中国は2013年以降、ビットコインの取引などを禁止してきたため、こうなることを多くの人が想定していたのです。
事実、過去の規制時点で中国国内で営業していたマイニング業社の多くは海外に移転を済ませており、拠点の分散がされていました。
そのため、今回も大きな影響がでなかったようです。
ビットコインの次回段階的売却ポイントは1BTC=600万円台、リップルについては1XRP=170円に設定しているため、そこまで値を戻すか、あるいはもう一度下落するのか注目です。
ちなみに、前回バブルにおいても高値から− 40%程度の下落が何度か見られました。
反発後は急騰を再開してきた歴史があるため、今後年内に1BTC = 1000万円に到達する可能性なども十分残されていると思われます。

先入観で判断するのではなく、歴史を元にした手堅い戦略(積立投資)で投資を行なっていくことが大切です。

仮想通貨初心者の方は、下の記事を読んでほしいワン
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まとめ
先月の総リターンは+261万円でしたが、今月は+228万円に減りました。
最近は連続して最高値を更新していたため、こういう月があることは何も不思議ではありません。ROBO PROは株式に上昇余地があることを示しているため、さらに下落することがあれば来月も追加投資したいと思っています。
ロボアドバイザーは始めて8ヶ月。
ウェルスナビはパフォーマンスと安定性の両方の観点から優れると感じています。
ROBO PROについてはウェルスナビに劣るパフォーマンスになっていますが、予想は概ね的中しているため、追加投資を判断するときに便利な指標になっています。

ゆとりの投資法は誰にでも真似することができるから、気になる人はぜひ取り入れると良いワン!

投資を始めている人は、少しずつ他の投資にもチャレンジすると良いピヨ♪