1月は、米国での金融引き締めの織り込みにより米国株が下落した1ヶ月でした。
さらに、仮想通貨は11月から続いている売りが継続し、2021年7月以来の安値になりました。
今回は、そんな2022年1月末時点の資産とリターンをまとめます。

先月ハイテク株や仮想通貨を売って正解だったピヨ
もくじ
ポートフォリオ公開!
- つみたてNISA → 169.8万円(+51.5万円、+43.5%)
- 個人ポートフォリオ → 489.6万円(+137.4万円、+37%)
- ロボアドバイザー → 34.0万円(+4.0万円、+13.3%)
- 仮想通貨ポートフォリオ → 94.3万円(+65.4万円、+227%)
※1ドル=115円で計算(2022年1月末の為替)
つみたてNISA
まずは投資の基本である、つみたてNISAのトータルリターンから見てみましょう。
私がつみたてNISAを始めたのは2019年2月なので、運用開始から2年11ヶ月目の成績となります。
つみたてNISAリターン
+43.5%



先月(12月)のS&P500は、利上げ観測による下落から落ち着きを取り戻して最高値水準まで上昇しましたが、1月は再び金融引き締めが意識され、下落して終了しました。
つみたてNISAでは毎月一定額を積立するため、これからさらに下落することになってもその分安く株を買えるので安心ですね。
ちなみに、私が運用している商品は「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」です。
ファンド名 | eMAXIS Slim米国株式 (S&P500) |
---|---|
運用会社 | 三菱UFJ国際投信株式会社 |
ベンチマーク | S&P500(米国の上位500社に分散投資) |
信託報酬 | 0.0968%以内 |
購入手数料 | 無料 |
米国の上位500社に分散投資するインデックスファンドで、手数料が国内最安水準・ファンド規模も大きく安心感があることから選びました。

投資初心者は、非課税制度の”つみたてNISA”から始めると良いワン
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個人ポートフォリオ
次は個人ポートフォリオのリターンを見てみます。
- 個人ポートフォリオ評価額:42,574ドル
- 投資元本:32,340ドル
- 損益:+11,950ドル (+37%)


長引くインフレと米国株の下落に備え、昨年11月からインフレ・米国株安対策用のポートフォリオとして、金、不動産、全世界株式(VEU)、中国ETF(CXSE)の買付を開始しました。
インフレは、一度過熱すると株式のパフォーマンスが長期間低迷することが歴史的に示されているため、株式の比率を下げ始めています。
個人ポートフォリオ(米国株式インデックスを除く部分)のトータルリターンは、今月はS&P500と同様の下落幅となりました。


銘柄別に見てみると、これまで株価の上昇率が高かったエスティーローダー(EL)、MSCI、サーモフィッシャー(TMO)などが大きな下落を見せました。
S&P500よりも下落した銘柄が多かったですが、下落率の小さかった金の保有比率を上げてきたため、ポートフォリオ全体としては下落が和らぎました。
アセット分散の重要性を実感しますね。
また、利上げ対策として先月半分を売却したハイテク株ETF(QQQ)ですが、その直後から下落が始まっています。

今後は更なる下落も想定されるため、個別銘柄についても株価が戻す機会があれば割高なものを売却する予定です。

QQQの売却は良いタイミングだったワン
さて、金や世界の株式も組み込んだポートフォリオは手軽にできるものではありませんので、「もっとラクに安心して資産運用をしたい!」という方は、次に紹介するロボアドバイザーがおすすめです。
ロボアドバイザー3社パフォーマンス比較
私は、2021年1月からロボアドバイザーを始めています。
ロボアドバイザーとは、AIがポートフォリオを判断し、自動で運用してくれるサービスです。
今のような株式が割高な時の防御手段としてディフェンシブな資産(金や債券など)も取り入れたいと思い、資産運用の一部をロボアドに充てることにしました。
各社ロボアドバイザーの比較のため、主要3社(ウェルスナビ・THEO+docomo・FOLIO ROBO PRO)へ同時に10万円を投入し、パフォーマンスを比べた結果、以下の特徴が見えてきました。
- ウェルスナビ(リスク許容度4)・・・安定&抜群の高パフォーマンス。割高相場やあまりリスクを取りたくない時に株式だけのポートフォリオでは不安な方におすすめ
- THEO+docomo・・・3社の中では最も特徴が見えないロボアド。ポートフォリオの中身が分かりづらいため、安心感が△
- ROBO PRO・・・株式の割安・割高度把握に便利な「市場の天気予報」。追加投資を行うタイミングが分かるため個別株投資を行なっている方におすすめ
特に、リターンとリスクのバランスが良いウェルスナビと、大胆なリバランスを行い常にベストなパフォーマンスを目指すROBO PROの使い勝手が良いことが判明しています。
1月は、運用を開始して1年1ヶ月が経過した時点になります。
各社ロボアドバイザーの違いに変化がないか、今月も見てみましょう。

- ウェルスナビ → 115,973円(+15.9%)
- THEO+docomo → 111,847円(+11.8%)
- ROBO PRO → 112,152円(12.1%)
結果は、ウェルスナビが1位、ROBO PROが2位、THEOが3位となりました。
今月は記録を開始して以降、初めてROBO PROがTHEOを逆転して2位に浮上しました。
注目すべきポイントは、ウェルスナビとTHEOが5%以上下落しているのに対して、ROBO PROはほとんど下落していない点です。
これまで、株の下落相場が全くなかったためウェルスナビとTHEOが好調でしたが、金融引き締めにより株が軟調となれば流れが変わることが期待されます。
それぞれのポートフォリオは以下の通りです。
- ウェルスナビ(リスク許容度4)
米国株式36%、日欧株式28%、新興国株式10%、米国債券13%、金8%、不動産5% - THEO+docomo
グロース株73%、債券20%、インフレヘッジ7% - ROBO PRO (12月、毎月変更)
米国株0%、先進国株0%、新興国株49%、金30%、米国債券21%、新興国債券0%、ハイイールド債0%、不動産0%
1月のロボプロ(ROBO PRO)は、新興国株式、金、米国債券からなるポートフォリオを組んでいました。これは12月と全く同じ比率でした。
その結果を見ていきます。
今月は金(1位)、新興国株式(2位)、米国債券(3位)となり、完璧な予想となりました。

圧巻の結果です。
そしてこれまで常に好調をキープしてきた米国株式が最下位近くまで沈んでいます。
2022年2月のROBO PRO ポートフォリオは、1月よりも資産を分散させたポートフォリオを組んでいます。
ただし、引き続き新興国株式は米国株式に比べて伸びしろがあると判断しています。
株式と債券の比率から判断すると、株式市場は多少の下落はあっても、大暴落はまだなのかもしれません。
さて、ロボアドの比較を始めて今月で1年となりました。
これからの数年はより一層ロボアドが活躍すると予想しています。
- ウェルスナビ(リスク許容度4)・・・安定&抜群の高パフォーマンス。割高相場やあまりリスクを取りたくない時に株式だけのポートフォリオでは不安な方におすすめ
- THEO+docomo・・・3社の中では最も特徴が見えないロボアド。ポートフォリオの中身が分かりづらいため、安心感が△
- ROBO PRO・・・株式の割安・割高度把握に便利な「市場の天気予報」。追加投資を行うタイミングが分かるため個別株投資を行なっている方におすすめ

ウェルスナビとROBO PROは開設しておくと役立つピヨ‼️
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仮想通貨
私は仮想通貨が将来普及すると考えているため、2019年3月からビットコイン(BTC)とリップル(XRP)に積立投資を行ってきました。
また、2021年1月からは仮想通貨投資第2シーズンとして、対象銘柄に新たにイーサリアム、ライトコイン、ビットコインキャッシュ、ステラルーメン、クアンタムを加えて毎月500円以上の積立投資を開始しました。
こちらは今後5年間以上を見据えた投資になるため、短期的な値動きは気にせず腰を据えて投資を行っていくものです。
2022年1月は積立投資(第1シーズン)を始めてから2年10ヶ月となりますが、パフォーマンスがどうなってるか見てましょう。
- 仮想通貨ポートフォリオ評価額:94.3万円(+65.4万円、+227%)
- 投資元本:28.9万円
確定済み利益(現金):40.0万円

2020年11月以降、ビットコイン(BTC)とリップル(XRP)が大きく値上がりしたため、爆発的なリターンを記録しています。
1月は3ヶ月連続の下落となりました。
私のポートフォリオも下がっていますが、高値を更新する度に売却してきたおかげで下げ幅は小さく済んでいます。
(段階的売却戦略と呼んでいます。例えば10月〜12月にかけて合計13%を利益確定しました)
さて、現在は最高値から約40%下落したところで推移しています。
このまま弱気相場が始まる雰囲気もありますので、仮想通貨に興味を持っている人は積立投資を始めやすい価格になってきたと思います。

一方、ストックフローの解析からはビットコインの価格は1BTC=500-2000万が妥当だとされています。
つまり、弱気相場が終われば今の水準から2-4倍ほどの上昇も見込めることになります。

今のビットコインは価格予想が非常に難しいため、こうした時期こそ先入観を持たず、適切なポートフォリオ比率になるようにコツコツと積立を行うのが無難です。
もう一度ビットコインが上昇することがあれば、ビットコインの次回段階的売却ポイントは1BTC=900~1000万円、リップルについては1XRP=170円に設定しています。

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まとめ
先月の総リターンは+322万円でしたが、今月は+258万円に減りました。
これまで私は米国株式と仮想通貨を中心としたポートフォリオを組み、資産を1.5倍まで伸ばしてきました。
しかし、最近はインフレ抑制のため、金融引き締めが確実に近づいています。
これまでは株式一本のポートフォリオで問題ありませんでしたが、その状況は徐々に変化している可能性がありますね。
つまり、株式のみではなく、金、不動産、債券、仮想通貨を適切に配分したポートフォリオが今後は有利になる可能性が高いということです。
私は個人で金や仮想通貨を取り入れていますが、資産運用が趣味でもない限り、これは簡単なことではありません。
面倒くさい方は、自動で分散投資をしてくれるロボアドバイザーがおすすめですね。
ウェルスナビはパフォーマンスと安定性の両方の観点から優れると感じています。
ROBO PROについてはウェルスナビに劣るパフォーマンスになっていますが、今月も完璧な予想を見せてくれました。
そのまま利用するのでも良いですし、追加投資や資産配分を判断するときの指標としても利用価値が高いです。
ぜひ活用してみてください♪

ゆとりの投資法は誰にでも真似することができるから、気になる人はぜひ取り入れると良いワン!

投資を始めている人は、少しずつ他の投資にもチャレンジすると良いピヨ♪