3月は、アメリカで金利が久々に引き上げられました。
この出来事は株式市場にとってはマイナスですが、ウクライナ危機で最悪の事態は避けられそうだと判断されたからか、株価は反発して終了しました。
2月末時点でロボプロが予想した通りの展開ですね。
今回は、そんな2022年3月末時点の資産とリターンをまとめます。

今月は保有株をポチポチと売ったピヨ
もくじ
ポートフォリオ公開!
- つみたてNISA → 188.2万円(+63.4万円、+50.8%)
- 個人ポートフォリオ → 535.8万円(+141.2万円、+35.8%)
- ロボアドバイザー → 35.4万円(+5.4万円、+18.0%)
- 仮想通貨ポートフォリオ → 105.0万円(+76.2万円、+264%)
※1ドル=122円で計算(2022年3月末の為替)
つみたてNISA
まずは投資の基本である、つみたてNISAのトータルリターンから見てみましょう。
私がつみたてNISAを始めたのは2019年2月なので、運用開始から3年1ヶ月の成績となります。
つみたてNISAリターン
+50.8%



先月(2月)のS&P500はウクライナとロシアが戦争状態に入り株価が下落しました。
しかし今月は、状況に対して楽観視が広がり、値を戻しています。
さらに円安の動きも加わり、評価額としては最高を記録しています。
後述する通り、これから先は株式にとって逆風となることが予想されます。
けれども、つみたてNISAでは毎月一定額を積立するため、これから下落することになってもその分安く株を買えるので安心ですね。
ちなみに、私が運用している商品は「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」です。
ファンド名 | eMAXIS Slim米国株式 (S&P500) |
---|---|
運用会社 | 三菱UFJ国際投信株式会社 |
ベンチマーク | S&P500(米国の上位500社に分散投資) |
信託報酬 | 0.0968%以内 |
購入手数料 | 無料 |
米国の上位500社に分散投資するインデックスファンドで、手数料が国内最安水準・ファンド規模も大きく安心感があることから選びました。

投資初心者は、非課税制度の”つみたてNISA”から始めると良いワン
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個人ポートフォリオ
次は個人ポートフォリオのリターンを見てみます。
- 個人ポートフォリオ評価額:43,917ドル
損益:+11,577ドル (+35.8%)


長引くインフレと米国株の下落に備え、昨年11月からインフレ・米国株安対策用のポートフォリオとして、金、不動産、米国を除く全世界株式(VEU)、中国ETF(CXSE)の買付を開始しました。
今月は先月に続き米国株インデックスと個別株を30万円以上売却しています。
一方、一時期と比べたら価格が落ち着いてきた金を買い増しています。
その結果、今では金の比率が高まってきました。
個人ポートフォリオ(米国株式インデックスを除く部分)のトータルリターンは、今月はS&P500との差が僅かに開きました。。

銘柄別に見てみると、S&P500以上に上昇している銘柄もありますが、保有比率の高い金(IAU)の上昇が限定的であったために全体として緩やかな上昇となりました。

先月記載した通り、戦争が株価に与える影響は一時的であることが分かりますね。
しかし、この戦争が落ち着いたとしても、2022年のテーマであるインフレと利上げは株価にとって逆風となることは間違いありません。
次の金利引き上げは5月です。
その頃を境目にまた株価の動きが激しくなることも視野に入れてポートフォリオを考えていきましょう。

急落しても落ち着いていられる金額か考えると良いワン
さて、金や世界の株式も組み込んだポートフォリオは手軽にできるものではありません。「もっとラクに安心して資産運用をしたい!」という方は、次に紹介するロボアドバイザーがおすすめです。
ロボアドバイザー3社パフォーマンス比較
私は、2021年1月からロボアドバイザーを始めています。
ロボアドバイザーとは、AIがポートフォリオを判断し、自動で運用してくれるサービスです。
株式に対して逆風が強い時代に備えるために、金や債券などディフェンシブな資産も取り入れることが必要だと思い、資産運用の一部をロボアドに充てることにしました。
各社ロボアドバイザーの比較のため、主要3社(ウェルスナビ・THEO+docomo・FOLIO ROBO PRO)へ同時に10万円を投入し、パフォーマンスを比べた結果、以下の特徴が見えてきました。
- ウェルスナビ(リスク許容度4)・・・安定した高パフォーマンス。割高相場やあまりリスクを取りたくない時に株式だけのポートフォリオでは不安な方におすすめ
- THEO+docomo・・・3社の中では最も特徴が見えないロボアド。ポートフォリオの中身が分かりづらいため、安心感が△
- ROBO PRO・・・株式の割安・割高度把握に便利な「市場の天気予報」。追加投資を行うタイミングが分かるため個別株投資を行なっている方におすすめ
特に、リターンとリスクのバランスが良いウェルスナビと、高い市場分析力を駆使して下落相場にも強いROBO PROの使い勝手が良いことが判明しています。
3月は、運用を開始して1年3ヶ月が経過した時点になります。
各社ロボアドバイザーの違いに変化がないか、今月も見てみましょう。

- ウェルスナビ → 113,583円(+13.6%)
- THEO+docomo → 110,784円(+10.8%)
- ROBO PRO → 111,227円(11.1%)
結果は、ウェルスナビが1位、ROBO PROとTHEOが同率2位となりました。
ウェルスナビとTHEOはようやく2021年12月の水準まで戻ってきたのに対し、ROBO PROは年末年始の下落を避け、3月には上手く上昇の波に乗ることができました。
ポートフォリオの中身は以下で示していますが、インフレや利上げが懸念されている中で、株式の割合を増やし、結果も伴っていることには本当に驚きです。
さて、今月の各ポートフォリオは以下の通りです。
- ウェルスナビ(リスク許容度4)
米国株式36%、日欧株式28%、新興国株式10%、米国債券13%、金8%、不動産5% - THEO+docomo
グロース株73%、債券20%、インフレヘッジ7% - ROBO PRO (3月、毎月変更)
米国株26%、先進国株13%、新興国株22%、金14%、米国債券18%、新興国債券0%、ハイイールド債5%、不動産0%
3月のロボプロ(ROBO PRO)は、米国株式と先進国株式を増やし、新興国株式と金(ゴールド)の割合を減らすポートフォリオを組んでいました。
1月、2月に下落し続けていた米国株式をここで増やすのは思い切った決断ですね。
結果を見ていきます。
今月は不動産(1位)、米国株式(2位)、先進国株式(3位)となり、先月に続き予想がおおむね的中しました。

不動産を入れていないのは惜しいですが、ROBO PROは以前から不動産の読みは外しやすい傾向があるので、そこは目を瞑っています。
2022年4月のROBO PRO ポートフォリオは、3月と比べて投資額が大幅に増えている資産もあるので注目です。
株式の割合が多いことから、すぐには暴落が来るとは思いませんが、いつ下落が来ても対処できるように考えていきましょう。

詳しくは、下の記事で解説しているワン
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これからの数年は金融引き締めによって、より一層ロボアドが活躍すると予想しています。
下記に各社の特徴を示していますが、もはやロボプロは持つべき存在となりつつありますね。
- ウェルスナビ(リスク許容度4)・・・安定&抜群の高パフォーマンス。割高相場やあまりリスクを取りたくない時に株式だけのポートフォリオでは不安な方におすすめ
- THEO+docomo・・・3社の中では最も特徴が見えないロボアド。ポートフォリオの中身が分かりづらいため、安心感が△
- ROBO PRO・・・株式の割安・割高度把握に便利な「市場の天気予報」。追加投資を行うタイミングが分かるため個別株投資を行なっている方におすすめ

ROBO PROは開設しておくと役立つピヨ‼️
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仮想通貨
私は仮想通貨が将来普及すると考えているため、2019年3月からビットコイン(BTC)とリップル(XRP)に積立投資を行ってきました。
また、2021年1月からは仮想通貨投資第2シーズンとして、対象銘柄に新たにイーサリアム、ライトコイン、ビットコインキャッシュ、ステラルーメン、クアンタムを加えて毎月500円以上の積立投資を開始しました。
こちらは今後5年間以上を見据えた投資になるため、短期的な値動きは気にせず腰を据えて投資を行っていくものです。
2022年3月は積立投資(第1シーズン)を始めてからちょうど3年となりますが、パフォーマンスがどうなってるか見てましょう。
- 仮想通貨ポートフォリオ評価額:105.0万円(+76.2万円、+264%)
- 投資元本:28.9万円
確定済み利益(現金):43.7万円

2020年11月以降、ビットコイン(BTC)とリップル(XRP)が大きく値上がりしたため、爆発的なリターンを記録しています。
今月の仮想通貨は先月に引き続き僅かに上がりました。
株式などリスク資産全体が買われたため、仮想通貨も上がったのだと思われます。
とはいえ、最高値と比べると今の価格は40%近く安いです。

2021年にはビットコインは1000万の大台に乗ると誰もが思っていましたが、実際は800万程度でした。
このように、どんなに考えて予想を立てたとしても、いつ、どこまで上がるのかをピンポイントで当てることは非常に難しいのです。
では、どのように投資をすれば良いのか。
いつも言っていますが、毎月コツコツと積立投資をするのが賢明でしょう。
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もう一度ビットコインが上昇することがあれば、ビットコインの次回段階的売却ポイントは1BTC=900~1000万円、リップルについては1XRP=170円に設定しています。

仮想通貨初心者の方は、下の記事を読んでほしいワン
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まとめ
先月の総リターンは+249万円でしたが、今月は+286万円に増えました。
3月は、2月まで軟調だった株式が底打ちをしたこともあり、資産が増えました。
しかし、インフレが止まらないことや、それを解消するための利上げが今後ますます増えていくことから、株価下落は避けられません。
もしまだ、株式に全力投資をしている方がいれば、早急にインフレ対策用のポートフォリオを考えていくべきでしょう。
また、私は個人で金や仮想通貨を取り入れていますが、資産運用が趣味でもない限り、これは簡単なことではありません。
面倒くさい方は、自動で分散投資をしてくれるロボアドバイザーがおすすめですね。
特に、下落を予測してくれるROBO PROが持ち味を発揮してきています。
資産運用としてそのまま利用するのでも良いですし、追加投資や資産配分を判断するときの指標として利用するのでも良いと思います。
ぜひ活用してみてください♪

ゆとりの投資法は誰にでも真似することができるから、気になる人はぜひ取り入れると良いワン!

投資を始めている人は、少しずつ他の投資にもチャレンジすると良いピヨ♪