6月も株価と仮想通貨の下落が目立った月でした。
消費者物価指数を見ても、予想外にインフレが収まっていないことに嫌気がさしているように思えます。
今回は、そんな2022年6月末時点の資産とリターンをまとめます。

インフレ困るピヨ
もくじ
ポートフォリオ公開!
- つみたてNISA → 185.2万円(+50.5万円、+37.5%)
- 個人ポートフォリオ → 537.7万円(+101.1万円、+23.2%)
- ロボアドバイザー → 34.5万円(+4.5万円、+14.8%)
- 仮想通貨ポートフォリオ → 76.3万円(+47.4万円、+164%)
※1ドル=135円で計算(2022年6月末の為替)
つみたてNISA
まずは投資の基本である、つみたてNISAのトータルリターンから見てみましょう。
私がつみたてNISAを始めたのは2019年2月なので、運用開始から3年4ヶ月の成績となります。
つみたてNISAリターン
+37.5%



2022年3月から横ばいが続いています。
原因は利上げだと分かっているので仕方がないですね。
とはいえ、今後は今までのように米国株が伸びない可能性も出てきました。
非常に高いインフレ率を抑えるためには利上げをする必要がありますが、利上げをし続けると経済に打撃を与えます。そして株価は下落します。
しかし、景気後退になってもインフレが収まらなかった場合は利上げをし続けなければならないのです。
現在、私が運用している商品は「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」ですが、
歴史を振り返ってみると、つみたてNISA の最大運用期間以内(20年)に景気回復しない可能性もあります。
そのため、今後の運用方針についてはこれから検討していこうと思っています。
ファンド名 | eMAXIS Slim米国株式 (S&P500) |
---|---|
運用会社 | 三菱UFJ国際投信株式会社 |
ベンチマーク | S&P500(米国の上位500社に分散投資) |
信託報酬 | 0.0968%以内 |
購入手数料 | 無料 |

投資初心者は、非課税制度の”つみたてNISA”から始めると良いワン
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個人ポートフォリオ
次は個人ポートフォリオのリターンを見てみます。
- 個人ポートフォリオ評価額:39,831ドル
損益:+7,491ドル (+23.2%)


6月も株式の売買はあまり行いませんでした。
そのため、3ヶ月連続、金(ゴールド)の割合が個人ポートフォリオの60%を占め、残りは米国株式、個別株、米国以外の全世界株式(VEU)になっています。インフレ・米国株安対策用のポートフォリオです。

昨年11月から行っていたインフレ・米国対策用ポートフォリオは、今のところ順調ワン
さて、先月はS&P500ほど金は下落しなかったため、個人ポートフォリオの方がパフォーマンスが高くなっています。


さて、今回注目していただきたいのが、CXSE(中国株)です。
中国株は今まで下落の一途を辿っていましたが、6月からは底を抜けたかのように、ゆっくりと上昇しています。
6月中旬に中国政府から「5月の工業生産と小売売上高は市場予想より良かった」との見解があったことから、中国国内経済の発展に寄与するのではないかとの見方が出始めました。
「完全に底を抜けた」と判断するのは早いですが、中国株にとっては流れが変わってきたのかもしれませんね。

中国株だけ上昇するとは思わなかったワン
ロボアドバイザー3社パフォーマンス比較
私は、2021年1月からロボアドバイザーを始めています。
ロボアドバイザーとは、AIがポートフォリオを判断し、自動で運用してくれるサービスです。
株式に対して逆風が強い時代に備えるために、金や債券などディフェンシブな資産も取り入れることが必要だと思い、資産運用の一部をロボアドに充てることにしました。
各社ロボアドバイザーの比較のため、主要3社(ウェルスナビ・THEO+docomo・FOLIO ROBO PRO)へ同時に10万円を投入し、パフォーマンスを比べた結果、以下の特徴が見えてきました。
- ウェルスナビ(リスク許容度4)・・・安定した高パフォーマンス。割高相場やあまりリスクを取りたくない時に株式だけのポートフォリオでは不安な方におすすめ
- THEO+docomo・・・3社の中では最も特徴が見えないロボアド。ポートフォリオの中身が分かりづらいため、安心感が△
- ROBO PRO・・・株式の割安・割高度把握に便利な「市場の天気予報」。追加投資を行うタイミングが分かるため個別株投資を行なっている方におすすめ
特に、リターンとリスクのバランスが良いウェルスナビと、高い市場分析力を駆使して下落相場にも強いROBO PROの使い勝手が良いことが判明しています。
6月は、運用を開始して1年6ヶ月が経過した時点になります。
各社ロボアドバイザーの違いに変化がないか、今月も見てみましょう。

- ウェルスナビ → 117,366円(+17.4%)
- THEO+docomo → 113,136円(+13.1%)
- ROBO PRO → 114,036円(14.0%)
結果は、ウェルスナビが1位、ROBO PROが2位、THEOが3位となりました。
さて、今月の各ポートフォリオは以下の通りでした。
- ウェルスナビ(リスク許容度4)
米国株式36%、日欧株式28%、新興国株式10%、米国債券13%、金8%、不動産5% - THEO+docomo
グロース株73%、債券20%、インフレヘッジ7% - ROBO PRO (6月、毎月変更)
米国株45%、先進国株2%、新興国株2%、金4%、米国債券20%、新興国債券0%、ハイイールド債2%、不動産24%
6月のロボプロ(ROBO PRO)は、米国株と不動産、米国債を増やし、ハイイールド債と新興国株の割合を減らすポートフォリオを組んでいました。
結果は、金・新興国株(1位)、米国債(3位)となりました。
米国債を増やしたのは良かったものの、大きく増やした米国株と不動産は低迷する結果となりました。
ROBO PROは不動産の動きの予測に弱い傾向がありますね。
米国株については、4月5月に大きく下落したため6月は好調になると予測したのかと思いますが外れてしまいました。
40種類以上の市場を分析しているROBO PROでさえ、予測が難しい時期だということです。

個人投資家にとっても判断が難しい時期ですが、このような時ではリスクを抑え、次の上昇相場に備えるようにすると良いですね。
次回のROBO PRO ポートフォリオがどうなるか、楽しみです。

ROBO PROは、下の記事で詳しく解説しているワン
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これからの数年は金融引き締めによって、より一層ロボアドが活躍すると予想しています。
下記に各社の特徴を示していますが、もはやロボプロは持つべき存在となりつつありますね。
- ウェルスナビ(リスク許容度4)・・・安定&抜群の高パフォーマンス。割高相場やあまりリスクを取りたくない時に株式だけのポートフォリオでは不安な方におすすめ
- THEO+docomo・・・3社の中では最も特徴が見えないロボアド。ポートフォリオの中身が分かりづらいため、安心感が△
- ROBO PRO・・・株式の割安・割高度把握に便利な「市場の天気予報」。追加投資を行うタイミングが分かるため個別株投資を行なっている方におすすめ

ROBO PROは開設しておくと役立つピヨ‼️
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仮想通貨
私は仮想通貨が将来普及すると考えているため、2019年3月からビットコイン(BTC)とリップル(XRP)に積立投資を行ってきました。
また、2021年1月からは仮想通貨投資第2シーズンとして、対象銘柄に新たにイーサリアム、ライトコイン、ビットコインキャッシュ、ステラルーメン、クアンタムを加えて毎月500円以上の積立投資を開始しました。
こちらは今後5年間以上を見据えた投資になるため、短期的な値動きは気にせず腰を据えて投資を行っていくものです。
2022年6月は積立投資(第1シーズン)を始めてから3年4ヶ月となりますが、パフォーマンスがどうなってるか見てましょう。
- 仮想通貨ポートフォリオ評価額:76.3万円(+47.4万円、+164%)
- 投資元本:28.9万円
確定済み利益(現金):26.5万円

2020年11月以降、ビットコイン(BTC)とリップル(XRP)が大きく値上がりしたため、爆発的なリターンを記録しています。
一方、最新の6月では仮想通貨が大きく下落しました。
ビットコインは1ヶ月で25%減となり衝撃が走りました。

仮想通貨は株式以上にリスクがある資産なので、投資家は敏感に反応していることが分かります。
しかし、私はバブル時に一部利確しているため、そこまで資金を減らしていません。
やはり、仮想通貨は利益がある間に少しずつ利確していくのが良いですね。
さて、今回の下落は、世界経済の不安定さが原因です。
決して仮想通貨自体に問題があった訳ではありません。
つまり、世界経済が安定してきたら再び仮想通貨ブームが来る可能性があるのです。
以前と比べると、かなり安い水準まで落ちてきたので、仮想通貨投資をまだ始めていない方には良いチャンスですね。
500円程度から始められるので、少しでも魅力に感じたら、ぜひ始めてみてはいかがですか?

ゆとりと一緒に始めるピヨ
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まとめ
5月の総リターンは+240万円でしたが、6月は+203万円に減りました。
株価や仮想通貨が低迷していることが原因です。
しかし、金にも分散投資をしていることで、下落幅はかなり抑えられています。
また、これでも円安によって評価額が大きく見えていることには注意しています。
なぜなら、今後株価が暴落した局面ではドルも売られる可能性があるため、株安とドル安(円高)両方の打撃を受けるかもしれないからです。
S&P500が下落し始めている中、その状況は刻々と近づいているようにも思えます。
そうなっても問題ないよう、引き続きポートフォリオについては考えておくのが賢明だと感じます。
最後に、私は個人で金や仮想通貨を取り入れていますが、資産運用が趣味でもない限り、これは簡単なことではありません。
面倒くさい方は、自動で分散投資をしてくれるロボアドバイザーがおすすめです。
特に、下落を予測してくれるROBO PROは相場感について有用なアドバイスをくれます。
資産運用としてそのまま利用するのでも良いですし、追加投資や資産配分を判断するときの指標として利用するのでも良いと思います。
ぜひ活用してみてください♪

ゆとりの投資法は誰にでも真似することができるから、気になる人はぜひ取り入れると良いワン!

投資を始めている人は、少しずつ他の投資にもチャレンジすると良いピヨ♪