8月は、上旬は好調だったものの、下旬は株価も仮装通貨も下落をした月でした。
上旬の上昇は、原油価格が頭打ちしてきたり、消費者物価指数もピークを迎えた可能性が出てきたりしたため、市場にやや楽観的な雰囲気が漂っていたためです。しかし、8月26日にFRBのパウエル議長が「利上げは継続する」と強く伝えたことで、景気後退を懸念し売られていきました。
今回は、そんな2022年月末時点の資産とリターンをまとめます。

インフレが早く収まってほしいピヨ
もくじ
ポートフォリオ公開!
- つみたてNISA → 207.4万円(+65.8万円、+46.5%)
- 個人ポートフォリオ → 542.5万円(+89.8万円、+19.8%)
- ロボアドバイザー → 35.7万円(+5.7万円、+19.0%)
- 仮想通貨ポートフォリオ → 79.1万円(+50.2万円、+173%)
※1ドル=140円で計算(2022年8月末の為替)
つみたてNISA
まずは投資の基本である、つみたてNISAのトータルリターンから見てみましょう。
私がつみたてNISAを始めたのは2019年2月なので、運用開始から3年7ヶ月の成績となります。
つみたてNISAリターン
+46.5%



7月、8月と最高値を更新しています。
インフレ率が頭打ちし始め、市場が楽観的になっていたため資産が増えたのですね。
つみたてNISAの場合は、株価が下がった状態が続く方が将来的には資産を増やすことができるので、今の相場はなかなか有難いです。
相場が読めない難しい時期だからこそ、つみたてNISAはおすすめです。
現在、私が運用している商品は「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」です。
ファンド名 | eMAXIS Slim米国株式 (S&P500) |
---|---|
運用会社 | 三菱UFJ国際投信株式会社 |
ベンチマーク | S&P500(米国の上位500社に分散投資) |
信託報酬 | 0.0968%以内 |
購入手数料 | 無料 |

投資初心者は、非課税制度の”つみたてNISA”から始めると良いワン
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個人ポートフォリオ
次は個人ポートフォリオのリターンを見てみます。
- 個人ポートフォリオ評価額:38,752ドル
損益:+6,412ドル (+19.8%)


5ヶ月連続、金(ゴールド)の割合が個人ポートフォリオの50%を占め、残りは米国株式、個別株、米国以外の全世界株式(VEU)になっています。インフレ・米国株安対策用のポートフォリオです。
ただし、8月はテキサスインスツルメンツ(TXN)、生活必需品株(VDC)、コカコーラ(KO)を8月16日に売却しています。
順番に取引を振り返りますと、重要な教訓が見えてます。
まずはTXNですが、この銘柄はコロナショックによって一株$97まで下落したタイミングで購入しています。
結果的に、この購入タイミングは完璧でした。

その後、一年半で株価は倍近くまで上昇していました。そして今年に入ってからは6月頃まで下落していましたが、今月は下落から謎の急回復をしていたので、このタイミングで売却しています。
景気に敏感なこの銘柄は景気後退時は持ち越さない方が良いと判断したのが理由です。
株式購入は株価暴落の時だと分かる事例です。
次はKOです。

この銘柄は私が初めて購入した思い出の詰まった株ですが、2022年1月の利上げ開始前に大部分を、そして今月残りを売却しています。
インフレに強いこの銘柄はこの半年間、株価が大きく崩れるようなことはありませんでした。ただしFRBが目指す失業率の悪化とそれに伴う景気後退はKOにとって向かい風だと判断し、売却しました。

悲観時に買い、楽観時に売るのが鉄則だワン
さて、先月はS&P500ほど金は下落しなかったため、個人ポートフォリオの方がパフォーマンスが高くなっています。


さて、今はディズニー(DIS)に注目しています。
下のチャートは、ディズニーの5年間の株価推移です。

コロナショックで大きく売られた後、2倍以上に株価が上がりましたが、人気急上昇中のストリーミングアプリ「Disney+」の登録者数が減速するとの懸念から、最高値から半分以上叩き売られているのが分かります。
しかし、そんなディズニーもやや底を打ったようにも見えてきたので、追加投資するチャンスも出てきました。
既に大きく売られているので、今後30%以上暴落する可能性は少ないとは思いますが、経済全体では暗雲が広がっているため、追加投資をする際は注意して行う必要がありそうです。

1年半でこんなに価格が上がったり下がったりするとは思わなかったワン
ロボアドバイザー3社パフォーマンス比較
私は、2021年1月からロボアドバイザーを始めています。
ロボアドバイザーとは、AIがポートフォリオを判断し、自動で運用してくれるサービスです。
株式に対して逆風が強い時代に備えるために、金や債券などディフェンシブな資産も取り入れることが必要だと思い、資産運用の一部をロボアドに充てることにしました。
各社ロボアドバイザーの比較のため、主要3社(ウェルスナビ・THEO+docomo・FOLIO ROBO PRO)へ同時に10万円を投入し、パフォーマンスを比べた結果、以下の特徴が見えてきました。
- ウェルスナビ(リスク許容度4)・・・安定した高パフォーマンス。割高相場やあまりリスクを取りたくない時に株式だけのポートフォリオでは不安な方におすすめ
- THEO+docomo・・・3社の中では最も特徴が見えないロボアド。ポートフォリオの中身が分かりづらいため、安心感が△
- ROBO PRO・・・株式の割安・割高度把握に便利な「市場の天気予報」。追加投資を行うタイミングが分かるため個別株投資を行なっている方におすすめ
特に、リターンとリスクのバランスが良いウェルスナビと、高い市場分析力を駆使して下落相場にも強いROBO PROの使い勝手が良いことが判明しています。
8月は、運用を開始して1年8ヶ月が経過した時点になります。
各社ロボアドバイザーの違いに変化がないか、今月も見てみましょう。

- ウェルスナビ → 121,637円(+21.6%)
- THEO+docomo → 117,319円(+17.3%)
- ROBO PRO → 118,169円(18.2%)
結果は、ウェルスナビが1位、ROBO PROが2位、THEOが3位となりました。
さて、今月の各ポートフォリオは以下の通りでした。
- ウェルスナビ(リスク許容度4)
米国株式36%、日欧株式28%、新興国株式10%、米国債券13%、金8%、不動産5% - THEO+docomo
グロース株73%、債券20%、インフレヘッジ7% - ROBO PRO (8月、毎月変更)
米国株50%、先進国株12%、新興国株0%、金23%、米国債券3%、新興国債券0%、ハイイールド債4%、不動産7%
8月のロボプロ(ROBO PRO)は、先進国株と金を増やし、ハイイールド債と不動産の割合を減らすポートフォリオを組んでいました。
結果は、新興国株(1位)、金(2位)となりました。
ポートフォリオの4分の1を占める金が好調だったのは有り難いですね。
米国株や先進国株は、途中までは他よりも優勢に思われていましたが、FRBのパウエル議長の発言で下がってしまいました。
上でも書きましたが、経済市場全体では楽観ムードだったため、今回の状況になることをドンピシャで当てるのは、なかなか大変です。
40種類以上の市場を分析しているROBO PROでさえ、予測が難しいようですね。

個人投資家にとっても判断が難しい時期ですが、このような時ではリスクを抑え、次の上昇相場に備えるようにすると良いですね。
次回のROBO PRO ポートフォリオがどうなるか、楽しみです。

ROBO PROは、下の記事で詳しく解説しているワン
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これからの数年は金融引き締めによって、より一層ロボアドが活躍すると予想しています。
下記に各社の特徴を示していますが、もはやロボプロは持つべき存在となりつつありますね。
- ウェルスナビ(リスク許容度4)・・・安定&抜群の高パフォーマンス。割高相場やあまりリスクを取りたくない時に株式だけのポートフォリオでは不安な方におすすめ
- THEO+docomo・・・3社の中では最も特徴が見えないロボアド。ポートフォリオの中身が分かりづらいため、安心感が△
- ROBO PRO・・・株式の割安・割高度把握に便利な「市場の天気予報」。追加投資を行うタイミングが分かるため個別株投資を行なっている方におすすめ

ROBO PROは開設しておくと役立つピヨ‼️
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仮想通貨
私は仮想通貨が将来普及すると考えているため、2019年3月からビットコイン(BTC)とリップル(XRP)に積立投資を行ってきました。
また、2021年1月からは仮想通貨投資第2シーズンとして、対象銘柄に新たにイーサリアム、ライトコイン、ビットコインキャッシュ、ステラルーメン、クアンタムを加えて毎月500円以上の積立投資を開始しました。
こちらは今後5年間以上を見据えた投資になるため、短期的な値動きは気にせず腰を据えて投資を行っていくものです。
2022年8月は積立投資(第1シーズン)を始めてから3年6ヶ月となりますが、パフォーマンスがどうなってるか見てましょう。
- 仮想通貨ポートフォリオ評価額:79.1万円(+50.2万円、+173%)
- 投資元本:28.9万円
確定済み利益(現金):48.4万円

2020年11月以降、ビットコイン(BTC)とリップル(XRP)が大きく値上がりしたため、爆発的なリターンを記録しています。
しかし、最近は株式と同様に低迷し続けています。
2021年以降のビットコインのチャートを見てみると、どれほど下がっているのか実感していただけるかと思います。

仮想通貨は金利を生まないので利上げの時は売られやすくなります。
しかし、仮装通貨ブームが来ると、一気に数倍、十数倍に価格が上がる性質も持っています。
事実、私はそれで投資元本を3倍にしています。
仮装通貨ブームの波に乗るためには、低迷時に投資を始めておかないと厳しいです。
そのため、価格が大きく下がっている今こそ、積立投資を始めるべきでしょう。
仮装通貨取引でアプリダウンロード数No. 1のコインチェックでは、ビットコインやイーサリアムなどの人気通貨が500円から購入可能です。
私は複数の仮装通貨取引所を使っていますが、コインチェックは初心者でも簡単に始めやすいデザインとなっています。(下のような画面になっています)
500円なら誰でも始めやすいと思いますので、仮装通貨に将来性を少しでも感じる方はぜひ始めてみてください。

ゆとりは最近積立を再開してるピヨ

仮装通貨について詳しく知りたい方はこちらを読むワン
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まとめ
8月の総リターンは+211万円でした。
人によっては耐え時が続いていると思いますが、投資の世界には景気後退・不況・景気回復・好景気というように景気サイクルがあります。
今は景気後退になりつつありますが、景気後退が永遠に続くことはありません。
悪い時があれば良い時もあるからです。
大事なのは、投資の世界から逃げ出さないことだと思います。
次の景気回復期や好景気の時に資産をしっかり増やせるよう、今はチャンスを伺いたいと思います。
最後に、私は個人で金や仮想通貨を取り入れていますが、資産運用が趣味でもない限り、これは簡単なことではありません。
面倒くさい方は、自動で分散投資をしてくれるロボアドバイザーがおすすめです。
特に、下落を予測してくれるROBO PROは相場感について有用なアドバイスをくれます。
資産運用としてそのまま利用するのでも良いですし、追加投資や資産配分を判断するときの指標として利用するのでも良いと思います。
ぜひ活用してみてください♪

ゆとりの投資法は誰にでも真似することができるから、気になる人はぜひ取り入れると良いワン!

投資を始めている人は、少しずつ他の投資にもチャレンジすると良いピヨ♪