【2022年10月資産公開】利上げ減速見込みで底は近い!?ポートフォリオ公開!

10月は、利上げの減速見込みで株価が反発しました。

正確には、12月の金利引き上げが0.75%から0.5%に下がったことが原因とされています。

ただし、市場関係者による予測では、最終金利到達地点は5%程度とされています。

現在は3.75%なので、もうしばらく利上げが続くと分かります。

今回は、そんな2022年10月末時点の資産とリターンをまとめます。

ゆとり
ゆとり

果たして、最終利上げは5%に収まるかどうか…

ポートフォリオ公開!

ゆとりの金融資産(評価額)
  1. つみたてNISA → 213.1万円(+64.8万円、+43.7%)
  2. 個人ポートフォリオ → 555.4万円(+86.5万円、+18.4%)
  3. ロボアドバイザー → 36.4万円(+6.4万円、+21.4%)
  4. 仮想通貨ポートフォリオ → 87.7万円(+58.8万円、203.6%)
合計 892.6万円(+216.5万円)

※1ドル=148円で計算(2022年10月末の為替)

ゆとり
ゆとり

早速それぞれを説明するピヨ


つみたてNISA

まずは投資の基本である、つみたてNISAのトータルリターンから見てみましょう。

私がつみたてNISAを始めたのは2019年2月なので、運用開始から3年9ヶ月の成績となります。

【2022年10月末時点】


つみたてNISAリターン

+43.7%

2022年3月頃から横ばいが続いています。

米国株式自体は下がっていますが、円安の影響を受けているため、このような成績となっています。

現在、私が運用している商品は「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」です。

ファンドeMAXIS Slim米国株式 (S&P500)
運用会社三菱UFJ国際投信株式会社
ベンチマークS&P500(米国の上位500社に分散投資)
信託報酬0.0968%以内
購入手数料無料

ちなみに、来月からは積立先を「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」に変更する予定です。

米国は今後20年間で覇権を失う可能性も出てきたため、つみたてNISAでは全世界株式を選ぶことにしました。

現在の資産は、継続して運用していきます。

けん兄
けん兄

投資初心者は、非課税制度の”つみたてNISA”から始めると良いワン

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NISAとつみたてNISAはどっちがおすすめ?メリット・デメリットなどを紹介! つみたてNISAの銘柄の選び方は?初心者でも安心の商品はこれ!


個人ポートフォリオ

次は個人ポートフォリオのリターンを見てみます。

  • 個人ポートフォリオ評価額:38,303ドル
  • 投資元本:32,340ドル
    損益:+5,963ドル (+18.4%)

10月は60万円近く金(ゴールド)を買い戻しているため、金の割合はさらに大きくなりました。

理由は、近い将来、相場環境が変化すると予想しているからです。

今後利上げが落ち着けばこれまで売られていた多くの資産が安定すると考えています。

一方、高い金利水準を維持することで景気後退や、最悪の場合には金融危機が起こる可能性が高いです。

そのような環境では株式は売られるため、株に対してはまだ積極的になっていません。


それに対して、金は景気後退の影響を受けにくい傾向があります。

インフレと景気後退が同時に起こるスタグフレーションになれば有利となる数少ない資産クラスであるため、このタイミングで買い戻しました。



さて、先月はS&P500が反発したため、個人ポートフォリオとの差を空けられました。


個人ポートフォリオが下がった理由は、割合が大きい金が下がったためです。

景気後退が明確になるまではこうした傾向が続く可能性はあると思っていますが、中期的には逆転すると考えています。


また、10月の特徴の一つに、CSCOやDIS、ILMN、MSCIといった、これまで大きく下落していた銘柄が反発したという点があります。

この理由については正直なところ、明確に分かっていません。下げすぎていたところを買われたということでしょうか?

私は2022初旬に多くの銘柄を売っていますが、上記の銘柄はあえて残しています。

理由は主に、2-3年後の予想EPSから算出した予想株価が、今の水準よりも十分高く、急いで売る必要性を感じなかったためです。


MSCIを具体例に挙げてみていきます。

この銘柄は2020年6月12日に$318で購入しています。

一時は$600まで上昇しましたが、その後30%程下げています。

一方で予想PERの過去5年平均と予想EPSから、将来予想株価は2024年に$596、2025年に$680と算出されます。

(予想PERのデータはMorning star、予想EPSはNasdaq公式ページから取得しています)

むしろ、現在株価の$460は今年のEPS予想から考えると、妥当〜割安の水準にあるように見えます。

2-3年持てば株価は$600台まで戻す確率が高いと考えているからこそ、私はMSCIの保有を続けています。


逆に、2024年の利益水準まで買われていた銘柄(KO、V、AWKなど)は高値で売りました。

しかし、こうした銘柄も競争優位性が失われたとは思っていませんので、相場を見ながらいずれ買い戻そうと考えています。


ロボアドバイザー3社パフォーマンス比較

私は、2021年1月からロボアドバイザーを始めています。

ロボアドバイザーとは、AIがポートフォリオを判断し、自動で運用してくれるサービスです。

株式に対して逆風が強い時代に備えるために、金や債券などディフェンシブな資産も取り入れることが必要だと思い、資産運用の一部をロボアドに充てることにしました。

各社ロボアドバイザーの比較のため、主要3社(ウェルスナビ・THEO+docomo・FOLIO ROBO PRO)へ同時に10万円を投入し、パフォーマンスを比べた結果、以下の特徴が見えてきました。

各社ロボアドバイザーの特徴
  • ウェルスナビ(リスク許容度4)・・・安定した高パフォーマンス。割高相場やあまりリスクを取りたくない時に株式だけのポートフォリオでは不安な方におすすめ
  • THEO+docomo・・・3社の中では最も特徴が見えないロボアド。ポートフォリオの中身が分かりづらいため、安心感が△
  • ROBO PRO・・・株式の割安・割高度把握に便利な「市場の天気予報」。追加投資を行うタイミングが分かるため個別株投資を行なっている方におすすめ

特に、リターンとリスクのバランスが良いウェルスナビと、高い市場分析力を駆使して下落相場にも強いROBO PROの使い勝手が良いことが判明しています。

10月は、運用を開始して1年10ヶ月が経過した時点になります。

各社ロボアドバイザーの違いに変化がないか、今月も見てみましょう。

ロボアドバイザーのリターン比較
  • ウェルスナビ → 122,348円(+22.3%)
  • THEO+docomo → 120,325円(+20.3%)
  • ROBO PRO → 121,576円(21.6%)

結果は、3社同率一位となりました。

さて、今月の各ポートフォリオは以下の通りでした。

  • ウェルスナビ(リスク許容度4)
    米国株式36%、日欧株式28%、新興国株式10%、米国債券13%、金8%、不動産5%
  • THEO+docomo
    グロース株65%、債券25%、インフレヘッジ10%
  • ROBO PRO (10月、毎月変更)
    米国株49%、先進国株11%、新興国株0%、金24%、米国債券0%、新興国債券0%、ハイイールド債1%、不動産13%

10月のロボプロ(ROBO PRO)は、米国株とハイイールド債を増やし、金と先進国株を減らすポートフォリオを組んでいました。

結果は、米国株(1位)、先進国株(2位)、ハイイールド債(3位)となりました。

先月のロボプロのリバランスはかなり良かったのではないでしょうか。

特に、ハイイールド債といった低リスク資産を使ってリターンを確保する手法はとても参考になります。

(リスクが低い資産を使って、リスクが高い資産と同程度のリターンを上げられるのなら、前者の方が良い投資です)


兼業投資家であればこうした方法はなかなか思いつかないですが、ROBO PROを見ているとそのタイミングを教えてくれます。

そして、今月のROBO PRO も非常に興味深いリバランスを行なっています。私の投資戦略と被るところもありますので、心強いです。

けん兄
けん兄

ROBO PROは、下の記事で詳しく解説しているワン

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ロボプロの市場分析が凄い!これまでの実績をまとめ、個人投資家におすすめの活用法を紹介!


これからの数年は金融引き締めによって、より一層ロボアドが活躍すると予想しています。

下記に各社の特徴を示していますが、もはやロボプロは持つべき存在となりつつありますね。

各社ロボアドバイザーの特徴
  • ウェルスナビ(リスク許容度4)・・・安定&抜群の高パフォーマンス。割高相場やあまりリスクを取りたくない時に株式だけのポートフォリオでは不安な方におすすめ
  • THEO+docomo・・・3社の中では最も特徴が見えないロボアド。ポートフォリオの中身が分かりづらいため、安心感が△
  • ROBO PRO・・・株式の割安・割高度把握に便利な「市場の天気予報」。追加投資を行うタイミングが分かるため個別株投資を行なっている方におすすめ
ゆとり
ゆとり

ROBO PROは開設しておくと役立つピヨ‼️

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仮想通貨

私は仮想通貨が将来普及すると考えているため、2019年3月からビットコイン(BTC)とリップル(XRP)に積立投資を行ってきました。

また、2021年1月からは仮想通貨投資第2シーズンとして、対象銘柄に新たにイーサリアム、ライトコイン、ビットコインキャッシュ、ステラルーメン、クアンタムを加えて毎月500円以上の積立投資を開始しました。

こちらは今後5年間以上を見据えた投資になるため、短期的な値動きは気にせず腰を据えて投資を行っていくものです。

2022年10月は積立投資を始めてから3年8ヶ月となりますが、パフォーマンスがどうなってるか見てましょう。

  • 仮想通貨ポートフォリオ評価額:87.7万円(+58.8万円、203.6%)
  • 仮想通貨評価額:35.1万円
    確定済み利益(現金):52.7万円
  • 投資元本:28.9万円

2020年11月以降、ビットコイン(BTC)とリップル(XRP)が大きく値上がりしたため、爆発的なリターンを記録しています。

最近はリスク資産が全体的に売られているため、仮想通貨も低迷しています。

前回の最高値から比べると65%も下落しています。

一方、私はこの展開を予想していたので高値で半分近くを利確することに成功しています。

結果的に、株式よりも圧倒的に高いリターンを維持しています。

また、日本円や英国のポンドでは既に起こっているように、これから本格化するであろう世界的通貨安の時代では仮想通貨はより一層重要な存在になりそうです。


仮想通貨は金利を生まないので利上げの時は売られやすくなります。

一方、早ければあと3ヶ月で金利は予想最終地点に到達します。

そうなれば仮想通貨には有利になります。また、インフレが高止まりすれば、価値が一定の仮想通貨にとっては強烈な追い風となります。(著名投資家の多くもこのパターンを予想しています)

そうした状況が想像できるため、私は今でも30万円以上の仮想通貨を売らずに保有しているわけです。

機関投資家と敏感な投資家の間では既に始まっていますが、資産の一部を仮想通貨で持つ時代はそう遠くないところまで来ているように感じます。

けん兄
けん兄

仮想通貨について詳しく知りたい方はこちらを読むワン

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まとめ

10月の総リターンは+217万円でした。

先月は利上げのペース減速期待で上げた株式ですが、インフレ率は依然8%と高く、金利を上げても収まっていない状況に変わりはありません。

多くの方は株式と現金でポートフォリオを構成していると思いますが、高金利・高インフレはどちらの資産に対してもダメージを与えます。

こうした環境だからこそ視野を広く持ち、多くの可能性を検討したいですね。


最後に、私は個人で金や仮想通貨を取り入れていますが、資産運用が趣味でもない限り、これは簡単なことではありません。

面倒くさい方は、自動で分散投資をしてくれるロボアドバイザーがおすすめです。

特に、下落を予測してくれるROBO PROは相場感について有用なアドバイスをくれます。

資産運用としてそのまま利用するのでも良いですし、追加投資や資産配分を判断するときの指標として利用するのでも良いと思います。

ぜひ活用してみてください♪

けん兄
けん兄

ゆとりの投資法は誰にでも真似することができるから、気になる人はぜひ取り入れると良いワン!

ゆとり
ゆとり

投資を始めている人は、少しずつ他の投資にもチャレンジすると良いピヨ♪


FOLIO ROBO PRO