イタリアでのスリ対策は?私が実践して良かったことを徹底紹介!

イタリアではスリが多発しており、在イタリア日本国大使館も注意を促しています。

実際、私がイタリアに行った際もスリ注意の看板や、スリ対策をする人達の多さに驚きました。

今回は、イタリアのスリの実情と対策を紹介します。

ゆとり
ゆとり

ちなみにゆとりは10日間、1回も被害に遭わなかったピヨ✨

イタリアではどんなスリがあるの?

イタリアでは、具体的にどんなスリがあるのでしょうか。

いくつか紹介したいと思います。

  • スマホや財布をズボンのポケットに入れていたら無くなっていた。
  • トートバッグのチャックを締めずに歩いていたら貴重品が盗まれていた。


上記はイタリアでは100%取られるので、絶対にしないでくださいね!


  • リュックを背負って電車に乗っていたら貴重品が無くなっていた。
  • ベンチで居眠りしてしまい、気づいた時にはカバンの中身が無くなっていた。
  • ホテルの部屋にカメラなどの高価な物を置いていたら無くなっていた。
  • チャック付きのショルダーバッグがいつの間にか開けられ、貴重品だけ盗まれた。
  • 道に迷っていると「教えてあげるよ」と声をかけられ、ついていくとお金を請求されたor貴重品が盗まれていた。
  • ジェラートを食べていると、突然ぶつかってきた人に「ごめん、ジェラートが服についちゃった」と言われ、「大丈夫、気にしないで」と言い、その人が去った後にカバンが開いているのに気がついた。


最後の方は、結構衝撃的だったのではないでしょうか?


でも、イタリアではこれはよくあることなので、気をつけましょう。

ゆとり
ゆとり

ホテルでも信用できないなんて、他人を信用できなくなるピヨ…


最後に、スリではないですが、ぼったくりなどにも気をつけてください。


  • タクシーに乗ったら、有り得ない位高額なお金を請求された。
  • タクシー 会計時に20ユーロと言われたので渡し、目を離した一瞬の隙に5ユーロとすり替えられ「まだ5ユーロしか貰ってないよ」と追加請求された。
  • いきなり声をかけられ、最終的にはミサンガを無理矢理手に付けられ、お金を請求された。


ここで紹介したのはほんの一例なので、実際にはまだまだ沢山あります。

私が実際に経験したことは?

実は、上の中に私が経験したことが2つあります。

まずは、ローマのナヴォーナ広場で自撮りをしようとしたら、アラブ系のカップルが「写真を撮ってくれない?」と声をかけてきたことです。

私はそれが怪しいことを知っていたので拒否しましたが、こういうお願いには絶対に応じてはいけません

「この人達なら安全だろう」

そういった気の緩みが犯罪に巻き込まれる原因です。

事実、ネットには(フィレンツェの美術館ですが)この手口でスラれた報告がありました。

ゆとり
ゆとり

屋外だけじゃなく、美術館などの屋内にも気をつけるピヨ!

私たちに話しかけてきたカップルは他の人にもその後声をかけ、写真を撮ってもらっていましたが、写真撮影後も同じ場所でウロウロしており、非常に怪しいオーラを感じました。


次に、スペイン広場の階段を上っていたら、突然日本人サッカー選手の名前で注意を引きつけられ、「ジャパニーズ?」と声をかけられたことです。

すぐに怪しいと思い無視しましたが、それでもその人は数秒間話かけ続けてきました。

ハイタッチを求められ、それを無視しても去ってくれないので、さっとハイタッチしたところ、「もう友達だね、その証にこれをあげるよ」とミサンガを出してきました。

私は手を後ろに隠し、その場を去りましたがここでミサンガを受け取ったり、手に付けられてしまうと、お金を請求されます

ゆとり
ゆとり

あのおじさんは本当にしつこかったピヨ


どう対策すれば良いの?

さて、治安が日本とあまりにも違うイタリアでは、どのように過ごせば良いのでしょうか。

私が実践していたことを紹介します。

ゆとり
ゆとり

万全な対策をしないと100%犯罪に巻き込まれると思っていた方が良いピヨ

犯罪に巻き込まれないための対策
  1. 話しかけてくる人は全て無視
  2. 財布やスマホ、パスポートは取られづらい工夫を
  3. バッグはショルダーバッグがおすすめ。南京錠を付ければなお良し!

話しかけてくる人は全て無視

まず、観光名所で話しかけてくる人は基本無視してください。

「そこまでしなくても…」と思うかもしれませんが、実際、私達の滞在中に話しかけてきた人は怪しい人か乞食か商売人でした。

犯罪に巻き込まれないためにも、これは徹底しましょう。

財布やスマホ、パスポートは取られづらい工夫を

まず私は、財布は複数の場所に分散しました。

具体的には、財布はショルダーバッグの中に1つと、セキュリティポーチ(服の中に入れてある)に1つです。

ショルダーバッグの中にある財布は取られても良いように、最低限のお金(毎日100ユーロ以下)とクレジットカード1枚を入れていました。

そして、両替済の残りの現金のほとんどと、予備のクレジットカード1枚をセキュリティポーチの中に入れました。(パスポートも含む)

こうすることで、盗まれた場合の被害を最小限になるよう心掛けました。


また、スマホは紐付きにして、首から下げることで簡単に取られないようにしました。

これはバスや地下鉄でドアが閉まる瞬間にひったくられるケースがあるためです。

女性の場合はできれば服の中に、男性の場合はズボンのベルト紐に結んでおくと、取られるリスクが激減するでしょう。

私が実際に使ったものはこちらです。

バッグはショルダーバッグがおすすめ。南京錠を付ければなお良し!

バッグはチャックが付いていないタイプや、簡単に引ったくられそうなタイプは避けた方が良いでしょう。

ショルダーバッグやリュックサックが最適です。

もちろん、電車やフェリーの中ではバッグを自分の前に持ってくることや、チャックの所に手をかけるのを忘れてはいけません。

さらに効果的なのが、チャックの所に南京錠を付けることです。

南京錠は100均で買えます。

私がイタリアで使っていたバッグはこちらです。

スリの視点で考えると南京錠付きのバッグは「セキュリティ対策がしっかりされているな」と感じると思います。

「南京錠を解除しなければ開けられないなら、別の人を狙う方が良い」と。

また、観光スポットでは誰しも防犯意識を緩めやすいので、それを考慮しても南京錠付きバッグは良い方法だと思います。

ちなみに、このバッグはイタリア旅行用に購入しましたが、写真の通り、500mlのペットボトルと折り畳み傘が余裕で入るので是非おすすめです。

また、3枚目のように体側にも外ポケットがあるため、南京錠付きチャックの中にしまうのは面倒くさいと思う物はこちらに入れておくと楽チンです♪

まとめ

さて、私は以上の対策を行なってきましたが、イタリアの観光客の中で私と同程度の対策をしていた割合はどのくらいかというと1割以下だと思います。

ほとんどの人は、南京錠までは付けていなかったですね。

しかし、私の知り合いでは半数以上がスマホや財布を盗まれていること、地元のイタリア人さえ何かしらの対策をしていたことを考えると、念には念の対策をしていた方が賢明でしょう。

ゆとり
ゆとり

少し手間がかかるけど、スマホや財布を取られる方がよっぽど嫌だピヨ

けん兄
けん兄

それなら万全な対策をしていた方が良いワン

ゆとり
ゆとり

犯罪者は、財布やスマホはどこにあるのか、事前によくチェックしているピヨ

たとえスリなどのターゲットにされやすい観光客でも、セキュリティ対策をしていることが外から分かれば、標的から外れやすくなるでしょう。

また、仮に標的となってしまったとしても、対策が施されたところからスマホや財布を盗むのは至難の業です。

イタリア観光を楽しむためにも、スリ対策はぜひ徹底しておきたいですね!