ロボプロは40種類以上の先行指標をAIが先読みし、将来予測をして毎月ポートフォリオを変更しています。
そうなると、ロボプロの実績はどうなのか気になりますよね。
今回は、2021年3月~2022年1月までのデータをまとめ、ロボプロの市場分析の凄さと、個人投資家はロボプロをどう活用するべきか書いていきます。

ロボプロは、ゆとりの想像を遥かに超えてるピヨ
もくじ
ロボプロの結果(2021年3月〜2022年1月)
早速過去のデータを見ていきましょう。
前月よりも大きく保有比率が変化した資産に注目すると、市場の方向性が分かります。
追加投資や売却タイミングを知ることができるのでおすすめです♪

黄色の部分に注目すると、前の月と大きく変化した資産がすぐ分かるワン
2021年3月

2月は10%しか入れていなかった米国株式を24%に増やしました。
結果は米国株式が大きく伸び、良い予想でした。
一方、先月から比率を減らした金の伸びは限定的となりました。
ハイイールド債の比率は下げましたが、そこそこ良いパフォーマンスとなりました。
しかし、いずれの資産も上昇したので、大きな問題ではないですね。

※ ポートフォリオは毎月月末に変更しています。

ロボプロは、リスク分散の点から毎月10%以上は低リスク資産(米国債券やゴールドなど)を入れる傾向があるワン
2021年4月

この月の最大の特徴は、金の割合を大幅に増やした点です。
結果的に、低リスク資産でありながら高いパフォーマンスを記録しました。
金を増やすために債券の割合を減らしていますが、減らした債券は下落しています。見事な下落回避ですね。
そして高い割合を維持していた株式も好成績を収め、完璧な配分でした。

2021年5月

5月は、新興国株式を減らし、先進国株式の割合を増やしたことに注目です。
この月は2021年の中で、先進国株式のパフォーマンスが、米国株式と新興国株式の成績を上回った唯一の月でもあり、見事、ロボプロの読みは当たりました。
また、先月に引き続き金(ゴールド)の割合も高かったことも大正解ですね。

2021年6月

6月は、先進国株式と新興国株式の比率を下げ、代わりに米国債券を増やしています。
その結果、リスクの低い米国債券を利用し、株式並みのリターンを得ることに成功しました。
米国株を最も保有していたことも良かったです。
ただし、マーケットの予想よりも早く利上げが行われる可能性がFOMCから示唆されたため、金の価格は大きく下落しました。先月の上昇分が失われなければ完璧でしたね。

低リスク資産で株式と同等のリターンを得るのは上手ピヨ

失敗してもそんなに落ちないワン

2021年7月

7月はリスクオフに動きました。
先月に新興国株式の割合を下げていたことで、新興国株式の急落を回避できたのはgood◎
比率を増やした米国債券は動いていないので、読みは適切でした。
金の保有比率を維持していたのも吉と出ましたね。

2021年8月

8月は、新興国株式の比率を大きく増やしました。
新興国株式は先月急落しましたが、この月は反発し、予想は的中!
保有比率を減らした米国債券はパフォーマンス最下位に沈み、こちらも的中しました。

2021年9月

9月は株式を全体的に減らし、不動産の比率を高めた月。
株式の下落は的中しましたが、代わりに入れた不動産も下落してしまいました。
個人投資家に警戒を伝えていた点では十分機能していましたが、少し惜しい結果となりました。

2021年10月

株式全体の比率を25%→48%に増やし、株式の反発を予想しました。結果は見事的中!
先月でリスクは過ぎ去ったことをポートフォリオが示してくれていました。

2021年11月

株式比率を67%まで高めたリスク選好的な月でした。
月の半ばまでは新興国株式と金が高いパフォーマンスを示していましたが、下旬にオミクロン株への懸念が広がり、パフォーマンスが急激に悪化しました。
さすがにオミクロン株の出現を予測するのは不可能なので、不運としか言いようがないですね。

2021年12月

この月は、米国株式を保有しないという思い切った行動に出ました。
結果は米国株の上昇幅が大きく、予想が裏目に出ました。
しかし、米国株式の割高感が高まっている可能性を示唆しているかもしれません。
来月の結果に期待したいところですね。

2022年1月

この月は、前月と同じく、新興国株式、金、米国債券の3つを保有していました。
結果は、多くの資産が大幅下落する中、ロボプロが保有していた資産はパフォーマンス上位3つとなりました。
特に、ポートフォリオの半分を占めていた新興国株式が唯一プラスの資産という点においては驚きました。
また、12月に保有ゼロにした米国株式が大幅下落となったことも完璧でした。
ロボプロの分析力、判断力、行動力にあっぱれです。

機関投資家でない限り、市場分析を続けることは難しいから、毎月分析してくれるロボプロは本当に有難いワン
ロボプロの活用方法

私はロボプロを1年ほど使っていますが、その予測精度の高さに驚かされるばかりです。
毎月、全資産の割安度や今後の市場の動向等を分析して、これほど的中させることはプロでも難しいのではないでしょうか。
ただ、ロボプロの予想は外れる時があるのも事実です。
そこでここからは、ロボプロ予想が特に的中しやすい場面について解説します。

高確率で的中させる場面が分かれば、その部分だけを参考にして自分自身の投資に活かせるピヨ
- 株式合計の割合が30%以下になったら株式は割高
- 前月までなかった資産を翌月大きく増やしたら、その資産は今後上がる可能性が高い
- 前月急落した資産を翌月入れたら上がりやすい
株式合計の割合が30%以下になったら株式は割高
〈例:2020年2月、2021年7月、2021年9月〉

米国株、先進国株、新興国株の投資額を足し合わし、ポートフォリオの全資産に対する割合が30%を下回った際は、株式が割高である可能性が高いです。
通常、ロボプロの株式割合は45%~70%を推移することが多いです。
しかし、株式の下落危機が高まると、株式比率を30%以下まで減らします。
そういった月は過去に3回ほどありましたが、いずれも株式が下落しています。
年月 | 株式割合 | 米国株 | 先進国株 | 新興国株 |
2020年2月 | 21% | -11.5% | -10% | -6% |
2020年7月 | 25% | +0.2% | +0.5% | -7% |
2020年9月 | 25% | -3.6% | -2.5% | -3% |
この2年間は株式が崩れるような場面が少なかったのですが、ロボプロは下落のタイミングをかなり正確に当てています。
そのため、ロボプロの株式比率が30%以下となった月は、追加投資を控えたり、(下落時に急落しやすい)ハイテク株を売却することで比較的安全に運用ができるようになります。
ロボプロはあくまで分散投資を基本としているため、株式の合計割合が10%を下回ることは極めて稀です。 同様に、株式の合計割合が80%を超えることも滅多にありません。 そのため、株式割合のレンジはおよそ20%~80%と思われ、30%以下であれば株式は割高、60%以上であれば株式にチャンスがあると推測できます。

売却する予定の株があれば、売却タイミングの参考にできるピヨね

株の売却はタイミングが難しいから、これは有難いワン
前月までなかった資産を翌月大きく増やしたら、その資産は今後上がる可能性が高い
〈例:2021年5月の先進国株式、2021年6月の米国債券〉

2021年5月の先進国株式
5月は先進国株式を17%まで増やした月でした。
決して多い割合とは言えませんが、それまで長い間先進国株をポートフォリオに入れてこなかったため、先進国株のパフォーマンスに注目していました。
そして結果は、5月は株式クラスの中で先進国株式が最も高いパフォーマンスを記録しました。
全体資産の中でも2番目のパフォーマンスを記録し、先進国株のチャンスを的中させた形です。

また、翌月の6月は17%→6%へと資産比率を減らしています。
その月は先進国株式が金に次いで2番目にパフォーマンスが悪い月となったことからも、ロボプロの分析力の高さが分かります。
2021年6月の米国債券
6月、7月は株式から債券への資金の流れを検知したからか、米国債券の比率を増やしました。
そして債券の比率を増やしたこの期間は、1年で最も米国債券が伸びた時期にもなりました。

なお、この期間は株式もあまり上昇していません。
株式ならこれほどのリターンを出すことは珍しくありませんが、リスクの低い債券を利用して行うのは素晴らしいですね。

ピンポイントに当てていて驚いたピヨ‼️
前月急落した資産を翌月入れたら上がりやすい
<例:2021年8月の新興国株式、2021年10月の株式クラス>
2021年8月の新興国株式
7月は新興国株式のみ大きく下落しました。
当時、新興国株をほとんど保有していなかったので、急落は回避できています。
その後、8月になりロボプロは新興国株式の比率を大きく増やします。(3%→26%)
すると8月には新興国株式が+2%を超える株価上昇を見せ、全資産クラスの中で2番目の上昇率となりました。

通常、株式が大きく下落するとその後も下落が続くか、あるいは反発するか読みが難しいところです。
皆さんの中でも押し目買いに失敗した経験がある方もいるかと思います。
しかし、ロボプロは下落が短期的なものかどうかを見極めることに優れているため、底を打ったと判断したところで大量に買い増します。

本当に凄いピヨ✨
2021年10月の株式クラス
急落したばかりの資産が反発するかどうかは、ロボプロの資産クラス全体の動きを見ていてもおおよそ分かります。
それが現れたのが9月と10月です。
9月は株式比率を25%まで減らした月でしたが、その予想通り株式は全体的に下落しました。
しかし10月には株式の合計比率を48%まで増やします。
そして実際に10月は株式が大きく反発する月となりました。

このように、世界の株式はある程度連動して動くため、株式全体が急落した後に比率を大きく上げたら反発は近いと予測できます。

ロボプロを利用すれば、より自信をもって売買できるようになるワン
まとめ

ロボプロは、マーケットの天気予報のように市場の動きを敏感に察知し、将来予測することで高い的中率を誇っています。
また、ロボプロの資産比率やその変化に着目することで市場の様子が分かり、追加投資のタイミングや株式の割高・割安度を把握することができます。
個別株などを売買している方は指標の1つとしてロボプロをチェックするのがおすすめです。
最低投資額で10万円が必要ですが、それ以上の価値を提供してくれるでしょう。
少しでも興味がある方は、ぜひロボプロを活用してみてはいかがでしょうか?

毎月、月末に新しいポートフォリオが更新されるから要チェックピヨ‼️