
ローテンブルクという町が気になったのだけどどう行けば良いピヨ?

ローテンブルクはドイツの魅力が詰まった町だワン
行き方が少し分かりづらいから、アクセスや主要な観光スポットを説明するワン
ローテンブルクは、外国人観光客の人気観光スポットとして有名なドイツ南部の街です。バイエルン州アンスバッハ郡に位置しています。
中世ヨーロッパの街並みが楽しめることから「中世の宝石箱」とも呼ばれます。
そのため、ドイツに来たら訪れたい場所として必ずランクインする場所です。
今回は、そんなローテンブルクを余すことなく楽しむための秘訣を詳しくご紹介します。
もくじ
ローテンブルクとは
ローテンブルクは10~15世紀に栄えたドイツの城塞都市です。
街は城壁に囲まれ、壁内には石畳の路地や霧妻屋根の建物が広がり、昔の街並みが今も残る貴重な場所です。
農民戦争や17世紀の三十年戦争など、多くの戦争に巻き込まれた町でもあります。
さらに、第二次世界大戦ではこの町の40%が破壊されますが、その後の復興により昔の形を取り戻しました。
アクセスは?
駅名:Rothenburg ob der Tauber(ローテンブルク・オブ・デア・タウバー)
ローテンブルクに行く際の移動ルートは、(1)フランクフルトから行く方法と、(2)ミュンヘンから行く場合の2通りの方法が一般的です。
- フランクフルトから行く方法
- ミュンヘンから行く方法
列車のタイプや乗り換え駅も示されているため、旅行プランを考える上で参考にしてみてください。
*出発時間によってホーム番号や乗り換え時間は変わります。旅行に行く際は必ず検索し直して下さい。
(1)フランクフルトから行く場合
〈経由駅の例〉
ICE:Wien Hbf行き
RB:Treuchtlingen行き。7時38分 発車
RB:Rothenburg ob der Tauber行き。8時36分 発車
合計2時間半〜、2回の乗り換えを終えて目的地に到着!
(2)ミュンヘンから行く場合
〈経由駅の例〉
ICE:Hamburg-Altona行き
IC:Stuttgart Hbf行き。7時41分 発車
RB:Würzburg行き。8時11分 発車
RB:Rothenburg ob der Tauber行き。8時36分 出発
ミュンヘンから行く場合は合計2時間半〜、3回の乗り換えを終えて目的地に到着!
乗り換え時間が短めですが、どれも小さい駅なので苦戦することは少ないと思います。
ちなみに電車アプリは下のDB Navigatorを使いました。(無料)

おすすめのモデルコースは?

私たちは、9時〜14時30分までローテンブルクを観光しました。私たちの経験から、ローテンブルクの街をサラッと見たい方は、ランチも含めて5時間30分程度あれば十分だと思います。
(じっくり見たい方でも1日あれば十分です)
また、観光は全て徒歩で移動します。徒歩圏内に色々な観光スポットがあるのは、観光客にとって嬉しいですね(^^)
ここからは私たちが実際に行った、おすすめモデルコースをご紹介します!
※【番外編】にも行く場合は、+αの時間が必要になります。
8:50 ローテンブルクに到着
駅に設置してあるコインロッカーにスーツケースを預けて観光スタートです。
(1)レーダー門(Rödertor)

ローテンブルクにはいくつもの門がありますが、私たちはこちらの「レーダー門」から入りました。
ローテンブルクの東に位置する門でして、市内に入るための玄関口の一つになります。
13世紀に建造された主門塔と、14世期に建てられた税関が当時のまま残っています。
(2) マルクト広場 (Marktplatz Rothenburg)

ローテンブルク内に入った後はまず市の中心にあたる「マルクト広場」に向かいました。
こちらの広場は、ローテンブルクを代表する広場です。
冬にはここでクリスマスマーケットが開催されることも有名です。
噴水が中央にあり、その周りを放射線状に建物が並んでいるため、中世の雰囲気を感じやすい場所です。
マルクト広場周辺には多くのお店がある他、「市庁舎」(下でも解説)や、仕掛け時計で有名な市議会員宴会館もあり、見どころが多いです。
門をくぐってローテンブルク市内に入ったらまずはこの場所を目指しましょう。
(3)市庁舎 Rothenburg Town Hall (Rathaus) と 市議会員宴会館

マルクト広場に面して建つ大きな茶色の建物は「市庁舎」です。
1250年に最初にできたゴシック様式の建物と、後からできたルネサンス様式の2つの部分がアーケードで繋がれている構造が特徴的です。
西棟には展望台もあり、ローテンブルクの街を見渡すこともできます。
また、その斜め隣には「市議会員宴会館」があります。
「からくり時計」としても知られており、11時〜15時の毎正時になると人形が出てきます。
このからくり時計には物語があります。
ローテンブルクは1631年にティリー将軍によって占領されました。その際、将軍は「3.25リットルのワインを飲み干すことができたら処刑や破壊をやめる」と言ったとされています。そんな難題に市長が挑戦をして、見事ワインを飲み干し街を守ったと言われています。
からくり時計は皇帝の目の前で市長がワインを飲み干す様子を表しています。
体を張って街を守った市長の姿を、ぜひ見てみてくださいね♪
(4)プレーンライン (Ploenlein)

マルクト広場の次はこちらの「プレーンライン」!
ローテンブルクの撮影スポットといえば、こちらの場所が有名です。この美しい街並みに、観光客は思わず見惚れてしまいます。
プレーンラインは小さな場所という意味で、名前の通り、こじんまりとした広場になっています。
ただし観光客も多いので、写真を撮る時には周囲に気をつけて撮影しましょう。
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(5)ケーテ・ヴォールファールト (Käthe Wohlfahrt)

「ケーテ・ヴォールファールト」は、1年中クリスマスのグッズが売られているお店です。実際、私たちも8月に行きましたが、クリスマスグッズが多く売られていました。
また、クリスマスグッズだけでなく、ローテンブルクの街並みが描かれたバッグ(大小あり)や可愛らしいキーホルダー、キッチングッズなどお土産にぴったりなアイテムもたくさんあります。
店内は、上の写真のようにクリスマスツリーや装飾が鮮やかなため、お店というより博物館のように楽しむこともできます。ショッピング好きな女性だけでなく、男性も充分楽しめます(^^)
(6)アレックス・アレグラ ショコラーデ(Alex allegra Schokolade)

こちらは、ドイツとスイスで修業を積んだアレックス氏というショコラティエが営んでいるチョコレート専門店です。ビールチョコレートなど独創的なものが多いため、チョコレートの新たな発見が見つかるかも?!
(7)テディランド(Teddyland)

ここ「テディランド」は、ドイツで有名な「シュタイフ(Steiff)」社が作ったテディベアがたくさん並んでいます。
お店の入口に大きなテディベアが立っているのが目印です。
シュタイフ社は、1880年にドイツで創業し、世界で初めてテディベアを作った歴史的ブランドです。
職人による手作業で一体ずつ丁寧に作られているため、よく見ると1つ1つ顔が少し違います。
ぜひお気に入りのぬいぐるみを探してみてください(^^)
(8)おやつにシュネーバル

おやつにローテンブルクの有名なお菓子「シュネーバル」(Schneeball)を頂きました。
シュネーバルは、以前は結婚式などの特別なイベントで出されていた「雪玉」と言われるお菓子です。
サクサクとした甘いお菓子で、チョコレートやイチゴ、砂糖、ナッツ味など種類もたくさん用意されています。
ローテンブルクを歩いていると、シュネーバルを売っているお店がたくさんあるので、お腹が空いた時にぜひ立ち寄ってみてください♪
箱入りもあるので、気に入ったらお土産にも最適です(^^)
ちなみに私たちが立ち寄ったシュネーバル店はBackerei Striffler。
1階が店舗、2階がカフェになっているので、1階で購入して2階で頂くことができました。

(9)ブルク公園(Burggaren)

おやつの後はローテンブルクの西側にある緑の多い公園「ブルク公園」に行きました。
その公園をさらに突き進むと、渓谷とぶどう畑が一望できるスポットがあります。
私たちはのどかな自然の前でも記念撮影をしました。
ちなみにこの場所には970年頃に建築された城塞があり、その城の建設がローテンブルクの町の始まりでもあります。
しかし、1356年の地震により全壊してしまったそうです。
城は復元されなかったため、現在は公園だけが残っています。
【番外編】中世犯罪博物館(Mittelalterliches Kriminalmuseum)

「中世犯罪博物館」は14世紀末のヨハネ騎士団の建物を利用したもので、現在は博物館として活用されています。
館内には、有名な「アイアンメイデン(鉄の処女)」や死刑囚に使われていた斧や剣など犯罪者を刑罰した器具がたくさん展示されています。
日本語の説明が書いてある所もあるので、興味のある方は足を運んでみてください。
ローテンブルク観光を終えた後は?
ローテンブルクでの観光を満喫した後は、以下の二つの行動に分かれると思います。
- 翌日の観光地に向かうパターン
- ローテンブルクのホテルに宿泊するパターン
当日中に、次の観光目的地に向かってしまうパターンと、その日はローテンブルクのホテルに宿泊するパターンです。
私たちの次の観光目的地はフュッセンであったため、当日中にフュッセンに移動することにしました。
ローテンブルク観光の後はフュッセンに向かうパターン
所要時間は約5時間と長いです。

15時に出てもフュッセン到着は20時ピヨ

高速列車がないから時間がかかるんだワン
フランクフルトの出発時間を朝6時にしたのもこのためワン
朝が早い1日でしたが、そのおかげで1日でローテンブルク観光とフュッセンへの移動を済ませることができました。
気になるのはこのプランのハードさですが、電車移動の時間が多いため、体力的にはそれほどハードではありません。
一方、移動では乗り換えが多く、乗り換えに失敗すると大きく時間ロスをしてしまう不安がありました。
しかし、乗り換え駅はいずれも規模が小さい駅なので、ホームを間違えることもないと思います。
そのため、ドイツの鉄道アプリに慣れて、乗り換え列車の発車時間と目的地の把握ができるようになるとそれほどハードなプランと感じないと思います。
*ローテンブルク観光はドイツ到着二日目以降になるので、その頃にはアプリの使い方にも慣れてきていると思います。
個人的には、朝早い時間帯や夜遅い時間帯を活用して次の目的地に行ってしまうのは翌日の観光時間を最大化することができておすすめです。
ローテンブルク観光の後はローテンブルクのホテルに泊まるパターン
私たちは次の目的地に向かいましたが、ローテンブルクをじっくり見たい方や移動時間が足りない方はローテンブルクに1泊するのも良いと思います。
その場合は、1日目は午後からローテンブルクを散策するのでも良いでしょう。

ローテンブルクのおすすめホテルは下の記事にまとめているピヨ
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まとめ
以上、ローテンブルクの人気観光スポットやモデルコース、アクセス方法をご紹介しました。
ローテンブルクは中世ヨーロッパを最も感じられる場所ですので、訪れることをおすすめしています。
周辺の都市からローテンブルクへは高速列車が走っていないため、移動時間は長くなります。しかし、ドイツ列車の旅は趣があり楽しかったです。
フランクフルトやミュンヘン、フュッセンからぜひ訪れてみて下さい。

充実した一日になること間違いないワン

どういう観光プランを組むか楽しみピヨね