
今回は、SBI証券のおすすめiDeCo商品を紹介するワン
SBI証券はiDeCoを行う上でおすすめの証券会社です。
今回は、そんなSBI証券でiDeCoを運用する時におすすめの商品をご紹介します。
もくじ
SBI証券のおすすめ商品は?
まず、おすすめ商品を紹介する前に、SBI証券の特徴の1つ「オリジナルプラン」「セレクトプラン」について紹介します。
SBI証券は、私たち個人投資家の投資ニーズに合った運用商品を提供できるように2つのプランを用意しているのです。
「オリジナルプラン」は、SBI証券がiDeCoサービスを開始した当初からあるプランで、コストや運用実績などを総合的に鑑みて選定されています。 ※2021年1月に新規受付を停止しています。
一方、「セレクトプラン」は、2018年に導入された新しいプランで、低コストと多様性にこだわって選定されたプランです。
おすすめは、「セレクトプラン」です。
オリジナルプランにはない、良い商品の充実さ・圧倒的に安い手数料が魅力となっています。
そこで、今回は「セレクトプラン」の中でさらにおすすめのiDeCo商品を紹介します。
- SBI・全世界株式インデックス・ファンド
- eMAXIS Slim先進国株式インデックス
いずれも世界の株式に分散投資できるインデックスファンドです。
この記事では、なぜこれらつの商品をおすすめするかご説明します。
SBI証券のiDeCo商品(セレクトプラン)は全部で37本!
まずは、SBI証券ではどのような商品を取り扱っているのかみていきましょう。


国内外の株式、債券、REITなど、様々な商品を取り扱っていますね。
選択肢が多いのは利用者にとって嬉しいことですね。
また、手数料が安い良質なファンドもしっかりとあります。
しかし、まだまだ商品数は多いです。

商品が多すぎるピヨ
これじゃあ選ぶのが大変ピヨ

この中で良い商品の選び方を紹介するワン
正しい選び方のポイントを覚えるだけで、6本が2本まで絞れます。
商品はどのように選ぶべきか
さて、実際に商品はどのように選んでいけば良いのでしょうか。
ポイントは4つあります。
- 先進国株式・全世界株式から選ぶ
- インデックスファンドから選ぶ
- 信託報酬が安いものを選ぶ
- 純資産総額が右肩上がりのものを選ぶ
① 全世界株式・先進国株式から選ぶ

投資商品には、主に株式・債券・REIT・ゴールドなどがありますが、この中で特におすすめなものは「株式」です。
株式は、数ヶ月、数年単位では値動きが激しいですが、十年、数十年の単位で見てみると必ず右肩上がりで成長しているのが歴史的に繰り返されています。
iDeCoは、誰でも60歳までは続ける必要があるため、長期投資を行うことが前提となります。そのため、時間と共に価値が上昇していく株式と相性が非常に良いです。
そして、株式の中でも特におすすめできるのは「全世界株式」と「先進国株式」です。
世界全体や先進国に分散投資をしているため、今後もリスクを分散させながら安定的な成長が見込めます。
投資初心者はもちろん、誰にでもおすすめできる商品が「全世界株式」「先進国株式」です。
② インデックスファンドから選ぶ

「インデックスファンド」とは、株価指数に連動して投資を行う投資信託です。
一方で、株価指数に連動せず、投資の専門家が銘柄分析を行い、より高い利益を狙う投資信託を「アクティブファンド」と言います。
一見、アクティブファンドの方が魅力的に見えるかもしれませんが、専門家が積極的に銘柄分析や売買を行うため、インデックスファンドよりも費用が高くなる傾向があります。
また、投資のプロにも関わらず、インデックスファンドの成績を上回れるファンドはわずか2割しかなく、インデックスファンドの方が投資成績が高いです。
そのため、商品を選ぶ際にはインデックスファンドを選ぶようにしましょう。
③ 信託報酬が安いものを選ぶ

インデックス投資において大事なことは信託報酬が安いファンドを選ぶことです。
インデックスファンドのリターン(成績)は、株式の相場の状況を示す”株価指数”によって決まります。
つまり、同じ指数のファンドのリターンはほとんど同じになります。
一方、信託報酬はファンドごとに異なります。コストが高い商品を選ぶと、その分だけリターンは落ちるので、なるべくコストが安いものを選ぶ方が有利になります。

また、iDeCoは長期間の運用になります。数十年後は運用額が大きくなりますので、信託報酬はやはり抑えたいです。
④ 純資産総額が右肩上がりのものを選ぶ
まずは下の図をご覧ください。
黄緑色の部分が純資産総額がどう変化してきたかを表しています。

この図は、純資産総額(黄緑色の部分)がだんだん増えてきているのがお分かり頂けると思います。
では、下の図ではどうでしょうか。

純資産総額(黄緑色の部分)はほとんど変わらない状態が続いていますね。
これは何を表しているかと言うと、
- 買う人が多く、人気の商品である
- 成長が見込める商品である
- その投資信託がなくなる可能性が低い
以上のことを意味しています。
①②は考えれば分かりそうなことですが、③は一体どういうことでしょうか。
実は、投資信託には規模(純資産額)が小さくなった場合、信託期間中の途中で運用が終了する「繰上償還」が起こる可能性があります。
つまり、証券会社が「これでは利益を十分に確保できず、運用を続けるには効率が悪い」と判断した場合、強制的に終了させられるのです。
さらに、強制終了した場合はその時点で利益が確定し、予期せぬ税金がかかってしまいます。
これでは資産の増加を遅らせ、運用効率も下げてしまいますね。
そのため、純資産総額が右肩上がりで成長しているかも判断材料になります。
SBI証券でおすすめの商品はこれ!
以上のポイントを踏まえるとおすすめの商品は次の2つに絞られます。
- SBI・全世界株式インデックス・ファンド
- eMAXIS Slim先進国株式インデックス
それではこれらの商品が選ばれた理由を見ていきましょう。
① SBI・全世界株式インデックス・ファンド
ファンド名 | SBI・全世界株式インデックス・ファンド |
---|---|
運用会社 | SBIアセットマネジメント |
商品種別 | インデックス投資信託 |
ベンチマーク | FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス |
信託報酬 | 0.1102%程度 |
購入手数料 | 無料 |
設定日 | 2017/12/06 |

こちらは、日本を含む世界の株式に分散投資する投資信託です。
このファンドの最大の魅力は、手数料が業界最安値水準のeMAXIS Slimシリーズ「eMAXIS Slim全世界株式」よりも安い手数料で運用できる点です。
eMAXIS Slimは、過去に強力なライバルが現れた際も、手数料をさらに値下げするなど、常に手数料の安さを追求している素晴らしいシリーズです。
そのため、長期でのリターンの安定性とコストの低さ、ファンド規模から、投資家が本当に良い投資信託を選ぶ「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2019」でも堂々の一位を獲得しています。
しかし、そのeMAXIS Slimよりも更に安い手数料で提供しているのが「SBI・全世界株式インデックス・ファンド」です。
ちなみに、eMAXIS Slim全世界株式の手数料は0.1144%ですが、このSBI・全世界株式インデックス・ファンドは0.1102%です。
どちらもリターンは、ほぼ同じ水準を見込めるので、投資初心者を含め、堅実な資産形成を目指す投資家におすすめの商品となっております。
② eMAXIS Slim先進国株式インデックス
ファンド名 | eMAXIS Slim先進国株式インデックス |
---|---|
運用会社 | 三菱UFJ国際投信株式会社 |
商品種別 | インデックス投資信託 |
ベンチマーク | MSCIコクサイ・インデックス |
信託報酬 | 0.1023%以内 |
購入手数料 | 無料 |
設定日 | 2017/02/27 |

こちらは、先進国の株式指数に連動する投資信託です。
上述の「全世界株式」で含まれていた新興国の他、日本、中国が含まれていません。その分、米国や欧州の割合が多めに含まれています。
手数料を見ても、0.1%はかなり安いです。
良質なインデックスファンドの特徴を抑えていることから純資産総額は順調に伸びていますね。
eMAXIS Slimシリーズは、上でも書いたように、常に手数料が最安値になるように追求しているので、SBI証券で先進国株式を選ぼうとしている方は、こちらがおすすめです。
【番外編】eMAXIS Slim米国株式 (S&P500)
実は、上述のおすすめ商品2つの他に、もう1つ投資価値の高い商品があります。それが、「eMAXIS Slim米国株式 (S&P500)」です。
ファンド名 | eMAXIS Slim米国株式 (S&P500) |
---|---|
運用会社 | 三菱UFJ国際投信株式会社 |
商品種別 | インデックス投資信託 |
ベンチマーク | S&P500指数 |
信託報酬 | 0.0968%以内 |
購入手数料 | 無料 |
設定日 | 2018/07/03 |

こちらは、米国企業500社に分散投資する投資信託です。ただし、分散と言っても、世界株式に比べると集中型です。
長期投資においては、時間と投資対象を分散させることが大事であるため、投資初心者へのおすすめ商品は世界株式としています。
しかし、株式投資について調べますと、世界経済の成長は米国市場の成長によるものが大きいと分かります。
実際に、過去200年間の成長率は世界株式平均が年5.5%に対して、米国株式は年6.5%と上回っています。

米国の成長を支える要因もしっかりしており、今後も伸びが期待できる要素が揃っています。
- 米国はAppleやGoogle、Microsoft、Coca Cola、McDonaldなど世界的に超有名な企業が集まっている
- 世界各国から資金と優秀な人材が集まっている
- 今後もイノベーションを起こせる環境である
こうした米国市場の魅力から、私含めて多くの投資家は、今後も米国市場が世界経済を上回ると考えています。
しかし、将来突然何があるかは予測できませんので、投資を始めたばかりの方へは世界株式への分散投資をおすすめしています。仮に全世界株式や先進国株式を選んだとしても、上の図で示したように50%以上の割合は米国になりますので、米国の経済成長を取りこぼす心配はありません。
そのため、基本スタンスには全世界株式が適切です。
iDeCoの資産配分はどうすれば良い?
どれを選べば良いか迷う方は、「SBI・全世界株式インデックス・ファンド」を選べば良いでしょう。
上記でも述べましたが、世界株式を長期で運用した際のリターンは年平均5%です。
30歳公務員の方が、毎月掛金の積立上限額1万2000円を30年間続け、年利回り5%で運用した場合のシミュレーション結果は次のようになります。

この商品を選ぶだけで60歳になる頃には資産は合計978万円、節税メリットも100万円を越えます。(あくまでシミュレーション結果です。結果を保証するものではありません。)
投資経験がある程度ある方や信念がある方は、米国株式や新興国株式を取り入れても良いですが、そうでない場合は、全世界株式がおすすめです。
SBI証券でiDeCoを始めよう!
さて、SBI証券でiDeCoを始める場合は、どの商品を選べば良いか分かりましたか?
iDeCoを含め、資産運用は早く始めれば始めるほど有利に働きます。
まだiDeCoを始めていない方はSBI証券で始めることを検討してみてましょう。

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