
つみたてNISAを始めたいけど、どこで口座作ればいいか分からないピヨ

僕も最初は迷ったワン。でも選び方が分かればすぐに決められるワン
「つみたてNISA」という言葉を聞いたことのある方は多いのではないでしょうか。
資産形成をする上でかなりお得な制度のため、活用しないと非常にもったいないのですが、「よく分からない」「面倒くさそう」という理由で利用しない方が多いのも事実…
また、実際に始めたいと思っても、どの金融機関で始めるのがベストなのかも迷うポイントです。
今回は、つみたてNISAの口座の金融機関の選び方を分かりやすく説明したいと思います(^^)
もくじ
銀行と証券会社はどちらがお得?

つみたてNISAを扱っている金融機関は、主に銀行と証券会社です。
多くの金融機関がある中、皆さんは、その中で1つだけを選ばなくてはなりません。
では、何を見て選べば良いのでしょうか。
それは、サービスや取り扱い商品の数や質です。
つみたてNISAを取り扱っいる金融機関といっても、全て一律の商品取り扱いではありません。さらに、商品が異なれば、信託手数料なども変わってきます。
そのため、上記に気をつけて選ぶ必要があります。
それでは具体的に比較してみましょう。
まず、大きな選び方としては、みずほ銀行やUFJ銀行などの対面銀行と、楽天証券やSBI証券などのネット証券の2種類の中から1つを選ぶ必要があります。
以下の表は、各金融機関が扱っているつみたてNISAの商品の数を表しています。青字が対面銀行、赤字がネット証券です。
金融機関 | 商品数 |
---|---|
みずほ | 5 |
三菱UFJ | 12 |
三井住友 | 3 |
りそな | 4 |
ゆうちょ | 12 |
楽天証券 | 152 |
SBI証券 | 153 |
マネックス証券 | 149 |
松井証券 | 152 |
カブコム | 150 |
上記の表をみると、ネット証券が圧倒的に商品の数が多いことがお分かりいただけると思います。
対面銀行は、知名度が高いことから安心感がある一方、商品の数が非常に少ないです。

商品数が少ないと選びやすいけど、良い商品には巡り合わないピヨね
また、つみたてNISAの商品は、国内株式、外国株式、国内債券、外国債券などいくつかのカテゴリーに分けることができますが、実は、各カテゴリーで最も信託報酬が低い投資信託は、ネット証券の方が揃っています。
例えば、「業界最低水準の信託報酬をめざす」方針を打ち出し、多くの投資家から絶大な人気のある「eMAXIS Slim」シリーズは、商品数を見ても分かる通り、ネット証券の方が充実しています。
では、なぜここまで差がでるのでしょうか。
対面銀行がネット証券に劣る主な原因は、人件費や店舗維持費等の費用がネット証券より高くつくからです。
考えてみると、対面銀行は店舗数が多く、働いている人も多い印象がありますよね。
それに対して、ネット証券は店舗がないため、人件費や店舗維持費を抑えることが可能なのです。

店舗がないだけで、経費をかなり抑えることができるワン
ネット証券の中でどれを選べば良い?

ネット証券会社の中でもさらに比較してみましょう。
大きな違いは〈商品数〉〈積立金額と頻度〉〈ポイントの有無〉にあります。それぞれ比較してみましょう。
〈商品数〉
金融機関 | 商品数 |
---|---|
SBI証券 | 153 |
楽天証券 | 152 |
松井証券 | 152 |
auカブコム証券 | 150 |
マネックス証券 | 149 |
大和証券 | 20 |
野村證券 | 6 |
商品のラインアップでは、
1位がSBI証券、2位が楽天証券と松井証券、3位がカブドットコム証券という結果になりました。
〈積立金額と頻度〉
金融機関 | 1回の積立金額 | 積立頻度 |
---|---|---|
SBI証券 | 100円以上 | 毎月 毎週 毎日 |
楽天証券 | 100円以上 | 毎月 毎日 |
松井証券 | 100円以上 | 毎月 |
マネックス証券 | 100円以上 | 毎月 |
auカブコム証券 | 500円以上 | 毎月 |
大和証券 | 1000円以上 | 毎月 隔月 ◯ヶ月ごと |
野村證券 | 1000円以上 | 毎月 |
積立金額の細かさと頻度の豊富さでは、
1位がSBI証券、2位が楽天証券、3位が松井証券とマネックス証券という結果になりました。
〈ポイントの有無〉
金融機関 | 購入時 | 積立中 | 保有時 |
---|---|---|---|
楽天証券 | 楽天カードで1%還元 | 楽天ポイントで支払い可能 | 0.048% |
松井証券 | 手数料を全額ポイント還元 | ポイント支払い可能 | 最大0.1% |
マネックス証券 | 手数料の1.5%ポイント還元 | ポイント支払い不可 | 最大0.08% |
SBI証券 | なし | Tポイントで支払い可能 | 最大0.05% |
auカブコム証券 | なし | ポイント支払い不可 | 最大0.24%(3000万以上) |
大和証券 | なし | なし | なし |
野村證券 | なし | なし | なし |
ポイントの有無では、
1位が楽天証券、2位が松井証券、3位がマネックス証券という結果になりました。

〈商品数〉〈積立金額と頻度〉〈ポイントの有無〉で比較すると、
「楽天証券」がどれもベスト3に入っているピヨ
【結論】楽天証券かSBI証券を選ぶのがおすすめ!

総合的に考えると、つみたてNISAは楽天証券かSBI証券で行うのがベストです。
具体的には、楽天カードを持っていてポイントを稼ぎながら投資をしたい方は楽天証券がおすすめです。詳細は下記記事に記載しています。

一方、SBI証券はポイントの点では劣るものの、上記の通り、商品数、積立頻度に関しては楽天証券を抑えトップの成績を誇ります。
SBI証券では、つみたてNISA以外のサービス・商品もかなり充実しているため、ポイントよりも商品数や手数料の安さなど総合的な利便性を重視したい方は、SBI証券がおすすめです。