「ウェルスナビに興味があるけど、損失はあるの?」
「実際に利用している人の声を聞きたい!」
今回は、実際にウェルスナビで運用している私が皆さんにお答えします。

ウェルスナビを始める前に、過去のデータをチェックしておくワン
もくじ
【結論】運用開始時期によっては損失を抱えることもある

ウェルスナビ利用者で損失期間があったのか早速見ていきましょう。
下のグラフは、ウェルスナビ開始後からのチャートです。

右肩上がりのチャートを形成していますが、一度だけ大きな下落を経験しています。
これがコロナショックです。
つまり、コロナショック直前に始めた人は、大きな損失を被ったことがわかります。
2019年末や2020年初は株高の状態が続いていたので、その頃に始めた人はショッキングな出来事だったでしょう。
しかし、2019年以前に始めた方や、暴落後に始めた方はどうだったでしょうか?
コロナショック時に資産は減るものの、損失を抱えることはなかったようですね。
運用を始めた時期によって、損失を経験するか否かに差が出たようです。

当時は、資産が約30%下落してビックリしたピヨ…
損失が出るなら、やめたほうがいいのか?
ウェルスナビも、コロナショックでは大きな損失を被ったことが分かりました。
では、損失が出る可能性があるウェルスナビは運用しない方が良いのでしょうか?
結論から言うと、損失時期は一時的なので気にせず運用するのがおすすめです。
大暴落は、投資を続けている以上、誰でも経験する出来事です。
そして、資本主義が終わらない限り、永遠に株式が暴落し続けるとは考えにくいです。
※ 多くの国や企業に分散投資している場合
結果的に、コロナショック直前に始めても運用を続けた人は利益が出ているので、開始時期によって損失を抱える可能性はありますが、将来を見据えて投資を行なっていくのが良いでしょう。

長期・分散での運用が大切ピヨ
ウェルスナビで損失が出る理由

上のグラフを見ると、ほとんどがプラスの成績になっていることが分かります。
しかし、一時的に元本割れする方がいるのも事実です。
下落に強いと言われるウェルスナビでも損失が出るのはなぜでしょうか。
理由を見ていきましょう。
- 株式や債券が下落した
- 円高に進んだ
- 暴落直前に投資を始めたり、一括投資を行った
株や債券が下落した

ウェルスナビは、リスク許容度1〜5に応じてポートフォリオ(資産配分)を変えていますが、どれも株式と債券の比率が9割近くを占めているのが分かりますね。
つまり、株式や債券が下落した時には、ウェルスナビでも損失が出る、ということです。
また、通常、株式と債券は逆の動きをする傾向があるので、どちらかが下がればどちらかが上がります。
しかし、株式が大暴落した場合、株式の下落率を債券で抑えることが出来なくなるため、下落に強いウェルスナビでも一時的に損失が出ることがあるのです。
円高に進んだ
ウェルスナビの投資先は米国のETFです。
日本円をドルに変えて投資を行なっています。
例えば、1ドル=100円の時に10万円を投資したとしましょう。
その後、1ドル=110円になったら評価額が11万円(+1万円)になりますが、1ドル=90円になったら評価額が9万円になり、1万円の損失が出ます。
このように、為替によって利益にも差が出るのです。
ただし、為替は基本的に一定のレンジ内(1ドル=100円から115円程度)で動くことが多い上、
積立機能を使っている方は、ドルコスト平均法によって取得単価が平均化されているので、為替によって大きな損失を抱えることはないでしょう。


為替の変動より、資産運用で得たリターンの方が利益が大きいから、気にする必要はないワン
暴落直前に投資を始めたり、一括投資を行った
暴落直前に投資を始めたり、一括投資を行った場合は、一時的に損失期間があります。
先程はコロナショックだけだったので、今回はドットコムバブル崩壊、リーマンショック、チャイナショックの暴落時期で検証してみましょう。
※ ウェルスナビは2016年からサービスが始まりましたが、仮に1990年代から現在と同じような運用を行った場合は以下のようになります。

ドットコムバブルでは全く影響を受けていませんが、リーマンショックでは約50%、チャイナショックでは約15%の下落があったことが分かります。
これらの直前に投資を始めた場合は、しばらく含み損に耐える必要があったでしょう。
特に、景気が良いと判断して全力で投資資金を注ぎ込んだ場合、売りたくても売れず数年間も含み損に苦しむことになります。
もちろん、暴落期間を乗り越えた後は大きく上昇しますが、それまでは厳しい状況です。
どんなに景気が良いと感じても、一括投資はせず、コツコツ積立投資をするのが1番ですね。

良いこと思いついたピヨ♪

どうしたワン?

暴落直後から運用を始めれば、損失期間がなくなるピヨ✨
大きなリターンも得られるし、一石二鳥ピヨ♪

ボクも昔はそう思ったけど、現実には厳しいワン
次はそれを説明するワン
暴落後から投資をはじめれば、損失を回避できる?
暴落時の下落率を見ると「暴落が来てから投資を始めれば効率的では?」と思う方もいるかと思います。
しかし、暴落の底や時期を予測することは投資のプロでも極めて難しいのです。
下の画像はリーマンショックの最中である2005年から2008年8月までの米国株式(S&P500)のチャートです。

2006年、投資に興味をもち始め、暴落が来るまで待ったとします。
そして、2008年に暴落が来ました。
半年ほど下落が続いた頃には株価は120ドルから100ドルまで下落。反発の動きも見られます。
あなたはこの後、株価がどちらに動くと思いますか?
そろそろ本格的な回復が始まる頃だろうと思った人は投資を始めるでしょう。
一方、さらなる下落を予想する人は待ち続けます。
下がる場合、どこまで行くと予想して、何ドルで投資しますか?

少し考えるピヨ

実際に自分が同じ状況に遭遇したと思って、想像することも大切ワン
予想が終わった方は、答えを見てみましょう。

正解は、さらに-40%の下落でした。
100ドルだった株価は、60ドルまで下落しています。
予想はどれほど当たっていましたか?
もう1問、チャレンジしてみましょう。
上のグラフをご覧ください。
リーマンショックから回復して、2013年には当時最高値の145ドルまで上昇しています。
あなたはこの時点で投資に興味を持ち始めましたが、暴落を待ちますか?
待つ場合は、何ヶ月後、あるいは何年後に暴落が来ると予想しますか?
待たない場合は、この後どのくらい上昇すると予想しますか?
また予想してから答えを見てみましょう。
正解は、+40%上昇して195ドルまで上がる、でした。
ちなみに、次の暴落は2016年のチャイナショックですが、興味を持ち始めた頃の140ドルにすら落ちてきませんでした。

これら2問を連続で、正確に予想できた方はいたでしょうか?
1問なら勘で当たるかもしれませんが、2問連続は難しいと思います。
以上のことから、将来の株価の動きを当てることは非常に難しいことが分かります。
自分の予想通りに動くとは限らないのです。

暴落を待ってから投資を行うのは良くないピヨね
では、どうすれば安全に資産を増やせるのか。
それは、長い時間をかけて、積立投資を行うのです。
実際に、ウェルスナビ公式サイトでも長期の積立投資が重要だと伝えていますが、暴落期間も積立を継続することで、暴落直前の高値に戻すだけで全ての積立資金がプラスになります。
リーマンショック時でシミュレーションを行なってみましょう。

リーマンショック直前で投資を始めても、その後に積立投資を継続すれば、平均取得価格が下がりますね。
その結果、元に戻った時には利益が得られるのです。
したがって、たとえ暴落が来たとしても積立投資ではそれをチャンスに変えられるため、失敗する確率がグッと下がります。
さらに、チャンスだと分かっていれば精神的にも安定します。

暴落を待つんじゃなくて、積立投資を継続すれば、いずれ大きな利益が得られるってことピヨね

そうワン、再現性の高い方法を選ぶべきワン
損失が出た時は、実際どうすれば良い?

今後も一時的に損失が出る期間があると思います。
その場合、私達はどのように対応すれば良いでしょうか。
意識したいポイントは2つです。
- 損失を確定しない
- 追加投資をする
損失を確定しない
ウェルスナビは、様々な商品に分散投資をしています。
そのため、損失が永遠に続くとは考えられません。
一時的な下落で損失を確定してしまった場合、非常にもったいないため、含み損になったとしても、慌てず対応することが大切です。
損を確定してしまうと、今までコツコツ運用を続けてきた努力が水の泡になってしまうので、元に戻るまではじっくり待ちましょう。
追加投資をする
上でも書いたように、損失期間は可能なら追加投資を行うのが良いです。
損失期間=今までより割安になっている、ということです。
つまり、いつもの商品を割安価格で手に入れられるのです。

株のバーゲンセールってことピヨね
投資はよく「安い時に買って、高い時に売る」と言われますが、この安い時期が含み損を抱えている時期なのですね。
しかし頭では分かっているものの、実際に含み損を抱えてしまうと、「私の大切なお金がどんどん減っている…」「今後も永遠に下がり続けるのでは…」と考えてしまう人は多いものです。
そんな時は、一度立ち止まって、含み損は割安で商品を手に入れるチャンスだと捉えましょう。
なんと言っても、ウェルスナビで買い付けている商品は、良質な株式、債券、金と言った、将来的に価値が上昇し続けていくものです。
もっと細かく見ると、株式には、AppleやAmazon、マクドナルドやトヨタなど世界各国の優良企業が含まれています。
そんな優良商品を安値で買えるのです。
損失中は、このような余裕はないかもしれませんが、冷静さを忘れずに運用することを心がけていきましょう。

含み損になったからと言って損を確定するのは良くないワン
ウェルスナビで損失が出ている時の利用者の反応

実際に、暴落時には利用者はどのような行動を取ったのでしょうか?
ウェルスナビ公式サイトによると、以下のような結果が出たことが分かりました。

なんと、相場が急落した時でも95%の利用者が資産運用を継続していたのです。
さらに、68%の利用者が追加入金を行なっています。

このことから、ウェルスナビ利用者の多くは急落時が買い場であることを熟知しており、下落時をチャンスと捉えて運用を行なっていることが分かります。
なぜこのような対応ができたのか。
それはウェルスナビが定期的に配信するコラムの影響もあると思います。
例えば、コロナショックが始まった2021年2月25日には
「昨日の株価急落で不安を感じていらっしゃる方へ」
「相場が下がったときに投資すべき?待つべき?」
というコラムが配信されました。
また、相場が良い時には「相場上昇時にこそ考えたいこと」といった記事で長期投資で成功するコツを解説しています。
このように、ウェルスナビではその時の状況に適した記事を頻繁に公開しているため、利用者も安心して運用を続けることができるのです。

ウェルスナビのコラムは非常に参考になるワン

相場の状況が気になった時は、チェックしてみると良いピヨね

ウェルスナビで損切りしてから後悔しないように気をつけるワン
まとめ

ウェルスナビには損失期間もありましたが、その後はV字回復し、実績が高いことを総合すると、良いサービスだと思います。
実際に、利用者の84%が「満足度が高い」と感じています。
だからこそ、長期で運用したいと思ってる人の割合も多いのですね。

また、投資初心者はもちろん、経験者からも好評なので、長期運用を目的とする人や資産運用に手間や時間を割きたくない人には最適です。
10万円から始められるので、興味のある方は少額から始めてみてはいかがですか?

投資は早い段階で初めの一歩を踏み出すことが重要ワン