「ウェルスナビって手数料高いの?」
「ロボアドバイザーで実績が高いのはどこ?」
こうした疑問に応えるため、私は利用者が多いロボアドバイザーを3つ同時に開設し、それぞれ実績や感触を比較してみました。
今回は、ウェルスナビの実績状況について詳しく解説します。

最近の情報は「ゆとりの運用実績」に載っているピヨ
もくじ
ウェルスナビの運用実績を公開!

リスク許容度 | 累積元本額(円) | 資産評価額(円) | リターン |
---|---|---|---|
1 | 289万 | 356万 | +23.3% |
2 | 289万 | 385万 | +33.1% |
3 | 289万 | 406万 | +40.5% |
4 | 289万 | 427万 | +47.7% |
5 | 289万 | 439万 | +51.8% |
サービス開始から5年2ヶ月で最大約+52%!
上のグラフを見ると、2016年1月から2021年4月までのリターンは最大+51.8%の結果となりました!
年間の利回りは、1年で約9%のリターンです。
1年で9%のリターンというと、米国株式の平均リターンの1.39倍、日本株式と世界株式の2倍の利回りになります。(過去100年間の平均で比較)

もちろん、リスク許容度1~5によって得られるリターンは異なりますが、リスク許容度1でも年間利回りが4.2%なので非常に優秀です。

ウェルスナビがそんなに高成績だったとは知らなかったピヨ
2020年3月にコロナショックで下落したものの、過去5年間で大きな含み損を抱えることがなかったことを考えると素晴らしい実績です。
実際に私が運用してみた結果(3ヶ月)
私は2021年1月から運用を始めましたが、実績は3ヶ月で+9.49%でした!
分散投資をしているのに短期間でこのリターンの高さは驚きですね。
ちなみに、私はリスク許容度4で運用しているため、米国株(VTI)や日欧株(VEA)の比率が多く、この2つがリターンの源泉となったことも分かりますね。

下がった資産クラスはないからどのリスク許容度を選んでもプラスピヨね!
手数料負けする?

ウェルスナビの手数料は1%なので、割高という方もいらっしゃいますが、手数料負けはするのでしょうか?
実際に私が3ヶ月間運用した時にかかった手数料と分配金をもとに検証してみました。
結果はこちらです。
- 手数料 194円
- 分配金 270円
結果を見てみると、手数料は分配金でほぼ帳消していることがわかります。
また、上で見たようにそもそも運用リターンが9%もあることを考慮すると、手数料1%を支払ったとしても手数料負けはしません。

じゃあ、自分でウェルスナビと同じ投資先に投資したら、もっと手数料が抑えられるピヨ?

ボクも最初はそう思ったけど、下の手間を考えると、手数料1%は高くないと思うようになったワン
- 投資の勉強(数週間程度)
- 自分のリスク許容度に応じた最適なポートフォリオを考える
- 優良な投資商品を選定して買付
- 定期的にリバランスを行う

自分で投資をするには色々やることがあるピヨね
投資未経験者がこれらを全て行おうとすると莫大な時間がかかります。
経験者でも複数商品に投資をする場合、リバランスは必須です。(リスクとリターンのバランスが崩れるため)

しかし、頻繁にリバランスを行なっているとその分、売買手数料もかかるので、コスト面も考慮するとウェルスナビの手数料1%はお得です。
「手数料1%だから高い」という理由だけでウェルスナビを否定してしまうのはもったいないですね。

全て自分で考えて管理するよりも時間的コストも節約できるワン
ウェルスナビの魅力とは

さて、実績がわかったので、次はウェルスナビの魅力について紹介します。
ウェルスナビの魅力は下の5つです。
- 信頼性が高い
- 投資先を分析する必要がない
- メンテナンスも自動で行なってくれる
- 10万円から始められる
- 自分のリスク許容度に合った投資が行える
① 信頼性が高い
WealthNaviを運営するウェルスナビ株式会社は東証マザーズに上場する資産運用会社です。
さらにSBI証券やANA、JAL、イオン銀行、ソニー銀行など多数のパートナーと提携しており、それぞれの魅力を生かした資産運用を可能にしています。
利用者からは運用実績や手数料の妥当性、運用設定のしやすさ等が高く評価されており、現在はロボアドバイザーの中で運用者数と預かり資産No. 1にもなっています。
② 投資先を分析する必要がない
投資を始める場合は、まず投資先を分析する必要があります。
「リターンが高そうだから〇〇に投資をする」「有名人が△△に投資して儲かっていたから、私も△△に投資をしよう」など、自分であまり考えずに投資をしてしまうと、簡単に失敗してしまうのが投資です。
そのため着実に資産を伸ばしていくには投資の基礎や分析方法を学ばなくてはいけません。
しかし、これにはある程度の時間がかかるため、途中で挫折してしまったり、知識が不十分なのに自分を過信して投資を始めてしまう人がいるのも事実です。
ウェルスナビなら、これらの勉強をしなくてもノーベル賞受賞者が提唱した理論に基づいて運用してくれます。
余計な手間や時間がかからないのに最も安全な方法で運用できることは大きな魅力の1つです。
③ メンテナンスも自動で行なってくれる
相場は常に変化します。
その変化に対応しながら資産を運用していくためにはメンテナンスが重要になります。
商品を買う際、株価が安い時には商品の口数を多く買い、高い時には少なく買います。
しかし、それを何度も繰り返していると、もともとのポートフォリオ(資産配分)が崩れ、想像以上に株の比率が多かったり、債券が少なかったりと変化してしまうのです。
それを避けるために、通常、資産運用をする際にはリバランスを行います。
リバランスは1年を目安に行うことが多いですが、やはり面倒ですよね…
忘れてしまうこともあるでしょう。
ウェルスナビの場合は、AIが自動でリバランスをしてくれるので、私たちは何もする必要がありません。
楽に運用できるのも嬉しいですね(^^)
④ 10万円から始められる

ウェルスナビは10万円から運用ができます。
まとまった資金がなくても良いので、誰でも簡単に始められますね。
また、積立は月1回定額、月5回定額、複数回定額、カスタムの4コースの中から選ぶことができます。
毎月同じ額を積み上げる「自動積立」では、毎月1万円から運用可能です。
積立をするメリットは、ドルコスト平均法で運用できることです。

ドルコスト平均法って何ピヨ?
ドルコスト法とは、定期的に同じ金額で金融商品を買うことをいいます。
例えば、毎月1万円をコツコツ積み立てた場合、以下のようになります。

毎月1万円を積立投資しているのは変わりませんが、口数は毎月異なりますね。
これは、株価(一口価格)が常に変化をしているため、安い時には口数を多く、高い時には少なく購入しているため、このような現象が起こるのです。
つまり、自動的に安い時には口数を多く、高い時には口数を少なく買ってくれるのがドルコスト平均法なのです。
ウェルスナビではドルコスト平均法を使って自動的に投資してくれるので、楽チンです(^^)

投資は大変かと思っていたけど、ほとんど自動でやってくれるのは嬉しいピヨ!
⑤ 自分のリスク許容度に合った投資が行える
ウェルスナビでは、リスク許容度を5段階から選べます。

どのレベルが良いのかは、
①年齢、②年収、③金融資産額、④毎月積立額、⑤資産運用の目的、⑥株価が1ヶ月で20%下落したらどうするか、という質問の答えに基づいて自動で判断してくれるので、迷うことはありません。
ちなみに、リスク許容度3のポートフォリオは2021年4月現在、下図のようになっています。

中程度のリスクに見合うリターンを追及できるようになっていますね。

ウェルスナビは資産配分が絶妙ワン
他のロボアドバイザーと比較!

2021年1月から3つのロボアドバイザーを始めました!
実績をじっくり比較したかったので、主要3社(ウェルスナビ・THEO+docomo・FOLIO ROBO PRO)へ同時に10万円を投入し、パフォーマンスを比べることにしました。

3ヶ月運用し続けたら、こうなったピヨ

- ウェルスナビ → 109,494円(+9.4%)
- THEO(テオ)+docomo → 108,278円(+8.3%)
- ROBO PRO → 105,388円(5.4%)
最も成績が良かったのは、ウェルスナビでした!
2021年1-4月は株式が伸びた期間でもあったので、米国株式や日欧株式の比率が大きいウェルスナビが良かったのだと思います。
ちなみに、上のグラフは3ヶ月間のパフォーマンスですが、2020年1月末から1年間運用した際のロボアド各社のパフォーマンスは以下の図のようになっています。

過去1年間で比較すると、ウェルスナビは2位ピヨ

1位はROBO PROだったワン
過去1年の実績を見るとROBO PROが1位でしたが、ROBO PROはAIが市場分析して、相場を先読みするのが最大の特徴なので、安定した資産運用が確約されていません。
そのため、初心者が一番最初に選ぶべきロボアドバイザーとは言いづらいですね。

つまり、安定したリターンを求めるならウェルスナビ、積極的に攻めたいならROBO PROが良いってことピヨね
〈関連記事〉
【次世代ロボアドバイザー】FOLIO ROBO PROの実力とは?実績・メリット・口コミを徹底解説!
なお、直近のロボアドバイザー比較は「最新の運用実績」からご覧いただけます。
ロボアドを3つ掛け持ちして思ったこと

ロボアドバイザーを掛け持ちして感じたことをまとめます。
一般的な資産運用を始めるには、最低限の知識が必要ですが、ロボアドバイザーは知識がなくても大丈夫です。
どの投資先も優秀なETF(上場投資信託)を採用しているため、投資先選びに時間を割く必要はありません。
また、全てスマホで手続きできる上、資産配分の決定やリバランスも自動で行なってくれるので、メンテナンスの手間や時間もかかりません。
そのため、忙しい方や、資産運用に時間を割きたくない方におすすめです。
ウェルスナビのリスク許容度4・5では米国株式と先進国株式の比率が50%を超えます。
そのため、ウェルスナビのリターンはこれら2つの資産によって大方決まると言えます。

一方、THEOやROBO PROのポートフォリオと比較すると、新興国株式の比率は抑え気味です。
米国株式と先進国株式の方が新興国株式よりも浮き沈みが緩かなため、ウェルスナビはより安定したリターンを目指している方向けだと思います。
「銀行預金はもったいないけど投資はリスクが怖い」
「安全な資産運用をしたい」
という方はウェルスナビのリスク許容度1や2が向いています。
債券が50%を超えているため、リスク許容度4・5と比べるとリターンは劣りますが、株式が下落した時には債券は逆に上がる性質があるため、下落時に力を発揮します。
実際にリスク許容度1・2の推移を見ても、コロナショックこそ一時的に下落しましたが、リスク許容度4・5ほどの下落率はありませんでした。
また、その他の期間でも非常に安定して資産を増やしているのが分かります。

「今は株式が割高と言われているけど、現金のまま放置しておくのも嫌」
こんな方にはウェルスナビのリスク許容度1・2は都合の良いポートフォリオになっています。
私も今後は現金の一部をウェルスナビに預けて、ポートフォリオの一部を低リスク運用していく行う予定です。
ROBO PROは、他の2つのロボアドバイザーと違い、毎月ポートフォリオが変化していきます。
これは、AIが40種類以上のマーケットを日々分析し、将来の市場の変化を予測して毎月ベストだと考える運用を行なっているからです。
その結果、コロナショック時に驚異的な回避力を発揮しました。
しかし、いくらAIが徹底的に分析しても、予測が外れる可能性もあります。
そこで、ウェルスナビと併用すれば、リスクとリターンの総合バランスが良い分散投資ができると考えています。
現在は、3つのロボアドバイザーの実力を比較したいと考えているため、同時に10万円を各ロボアドバイザーに投資をしていますが、いずれは私もこの2つを積極的に活用していく予定です。

総合的に考えても、ウェルスナビはおすすめワン
利用者の口コミ

利用者の口コミをまとめました。
① 手数料が高い
② 運用実績は高い
③ 放置できる

手数料は高いけど、実績の高さやラクさを考えると結果的には良いってことピヨね
ウェルスナビがおすすめな人

さて、これまでのことを踏まえると、ウェルスナビがおすすめな人は次のようなタイプの方です。
- 信頼できる機関で投資を行いたい人
- 長期運用を目的とする人
- 運用中は放置し続けたい人
- 手間や時間を割きたくない人
- でも、リターンは欲しい人
特に、ほったらかしでも安心できる資産運用をしたい方におすすめできるサービスです。
ウェルスナビの始め方
6つの質問に答えるだけで、リスク許容度や将来の資産額について知ることができます。(下図)
【6つの質問の内容】
年齢・年収・金融資産額・毎月の積立額・資産運用の目的・株価が大幅値下がりした時の対応

※診断をしなくても口座開設はできます。
1.メールアドレスの登録
2.認証コードとパスワードの入力
3.本人情報の登録
4.本人確認書類のアップロード
5.規約等の合意
6.簡易書留の配達希望日の選択
簡易書留を受け取ったら、ウェルスナビにログインをします。
リスク許容度を決定し、入金をしたら資産運用が始まります。
まずは、リスク許容度を無料で調べてみよう

「ウェルスナビを始めてみたい!」と思った方は、早速リスク許容度を調べてみましょう。
診断は無料でできるので、自分はどのランクか気になった方でも大丈夫です。
これを機に、皆さんもウェルスナビデビューをしてみてはいかがですか?

診断結果はすぐ出るピヨ