リップル(XRP)は、海外送金のスピードが速く、手数料も安い利便性の高い通貨です。
2021年3月現在では40~60前後で推移していますが、2018年1月には400付近に達したこともあり、ここ最近で大きく価格が変化していることが分かります。


2017年末~2018年初は仮想通貨バブルだったワン
この記事では、リップル(XRP)への積立投資を行なった結果と、そこから導き出した最良の攻略法について紹介します。
もくじ
リップル(XRP)に積立投資した結果

私は2018年末にリップル(XRP)の将来性の高さを知り、2019年3月から積立投資を行なってきました。

投資方針は以下のようにしていました。
- 毎月2500円~7500円を積立(毎月貯蓄の約5%)
- 1XRP=50円以上に値上がりで積立を停止
- 1XRP=70円〜200円の間で段階的に売却
- バブル崩壊後に積立再開を検討
私が参入した時は1XRP=35円でしたが、50円近くに到達することがあれば、約15円に低下することもありました。
それでも値動きには左右されず、決めていた投資方針のもと、淡々と積立を継続してきました。
その結果を次のグラフにまとめています。
赤が投資元本、水色がリップル(XRP)評価額、黄色が売却した利益(現金)になります。

- 投資元本:14.0万円
- XRPポートフォリオ評価額:29.9万円(+15.9万円、+114%)
確定済み利益(現金):21.4万円
私が投資を始めたのは2018年のバブル後だったため、しばらくは大きな上昇もない状態でした。
しかし、2020年11月に再びリップルが注目され始めます。
あっという間に評価額が2倍、3倍に増えていき、1ヶ月間で評価額が一気に4倍まで上昇しました。
寝て起きたら数万円も増えている。
まさにそんな感じでした(笑)
70円に到達してからは投資方針に基づき、少しずつ売却しています。
(グラフの黄色の部分が売却益です)
1つの目標として、投資元本を確保したいという考えがあったため、2021年1月に売却益が投資元本に達した時は嬉しかったですね。
ちなみに、2020年12月末には米国証券取引委員会(SEC)がリップル社を提訴するという出来事がありました。これにより流動性が低下する懸念があると思ったため、利益が出ている間に更なる売却を決めました。
そのため、2021年1月、2月は売却額が増えています。
現在は投資元本14万円に対して、21万円の売却益を確保し終え、運用に残してる8万円は含み益だけでまかなえています。

投資元本が確保できると、精神的にかなり楽ピヨね♪

そうワン
1年以上諦めずに積立投資を続けてよかったワン

なんで積立を継続できたピヨ?

それは、リップル(XRP)の将来性に強い期待をしてたからワン
24ヶ月続けて分かった最適な攻略法

- 積立投資ではパフォーマンスが安定する
- 売却ポイントは事前に決め、段階的に行う
積立投資ではパフォーマンスが安定する
24ヶ月の間で最安値1XRP=11円から最高値76円までの価格変動がありました。
仮に11円で買い76円で売っていれば、7倍の利益になったことになりますね。
しかし、相場の大底や天井を見極めるのは不可能に近いです。
そして間違ったポイントで一括投資をしてしまうと、その後安値を更新した時に買い増す勇気もなくなり、チャンスを逃してしまうことがあります。
そうならないためにも、毎月一定額を積立投資するのがおすすめです。
価格が安い時には多くの枚数を買えて、高い時には少なく買うことができるので、価格変動の激しさを逆手に取れる方法でしょう。
売却ポイントは事前に決め、段階的に行う
急騰や急落は一瞬の出来事なので、急騰時はどのような対応を取るか事前に考えておくことも重要です。
「数年〜数十年先のために基本売らない」という考えも間違えではないですが、私は急騰時に一部の資産を売って利益を確保することもアリだと考えています。
特に、仮想通貨の場合、短期間で2倍や3倍になることも珍しくありません。
一方、急騰後は急落することが多いので、急騰中に一部資産を売り、急落したら再度積立を再開することでパフォーマンスをより向上させることができます。
その場合、1度に全てを売却するのではなく、2倍になったら25%、4倍になったらさらに25%…などと段階的に売るのがおすすめです。
これに関しては下のグラフをご覧ください。

こちらは週足(1つの縦棒は1週間の価格の推移)です。
よく見ると、価格が大きく上がってから4週間後にピークをつけていますね。
つまり、価格が上がった1週間目〜3週間目に全ての資産を売却した場合は、それ以降に上昇した恩恵を一切受けられないのです。
そのため、資産を売る時は少しずつ分散して売却するのがおすすめです。

売却タイミングは難しいピヨ…

だからこそ、事前に決めておくのが良いワン
売却タイミングは、2倍になったら所有資産の1/3、4倍になったら更に1/3などと自分流に決め、売却後に後悔をしないようにしましょう。
※仮に売却前に急落してしまっても、その相場は売却に値するものではなかったと考えれば良いだけです。最高値を正確に見極めるのは難しいので、どんな状況でも自分が納得するタイミングがベストです。
もう1点、将来性を感じるなら、全ての資産を売らないことも重要です。
全てを手放した後に更に上昇を続けた場合、再度買い戻す際は売却価格よりも高くなり、金銭的・精神的に辛くなってしまいます。
特に、リップルの将来価格は後述するように現在の10倍~数百倍の可能性もあるため、どのように推移しても満足できるように、一部は残しておきましょう。
リップル価格予想

さて、◯倍になれば売るというルールを設ける場合、リップル(XRP)の価格は将来どれほどになるのか、何らの予想を立てなくてはいけません。
個人で将来価格を予想することは困難であるため、ここではいくつかの理論価格を紹介します。
1つ目の記事では、現在の送金市場でXRPが採用された場合、1XRPが何円になるかを計算しています。
なお、2021年3月14日時点のXRP価格は50円(0.45ドル)です。
XRPの「How Much Will it be Worth?」の記事によると、以下のような想定がされています。
- VisaがXRPを採用した場合、1XRP価格は229.7ドル増加する
- MastercardがXRPを採用した場合、90.4ドル増加する
クレジットカードでは毎日多額の送金が行われているため、それを支えるとなるとリップル(XRP)の価格は少なくても数倍以上の価値になると考えられています。
2つ目は、暗号資産メディアやプラットフォームによる予想です。
こちらも多くが5年以内に5~10ドルになると予想しています。
- CoinSwitch:2025-30年ごろ急騰
- Crypto Coin Society:少しずつ上昇と予想
- PrimeXBT:最大の予想額
- Investing Haven:幅をもたせた予想
2020年末 1.20ドル/2021年 2ドル/2023年 3ドル/2025年 4.52ドル/2030年 17.0576ドル
2020年 0.45ドル/2021年 0.95ドル/2022年 2.50ドル/2023年2.19ドル/2025年 4.60ドル
2020年 0.50ドル/2022~23年 75ドル/2025年 6ドル
2021年以降 4~20ドル
いずれも将来性は高いという予想であるため、これらが的中した場合に備えて売却ポイントは2倍、4倍… にするのが良いですね。

仮想通貨だから価格が5倍以上になることも想定できるピヨね

株式投資では簡単ではないワン
それが仮想通貨の魅力の1つワン
リップルの将来性に期待する理由

- 送金速度が速い・安い
- 金融機関業界での需要が高い
リップル(XRP)に積立投資をする上でこれらの特徴を抑えておくことは重要なので、簡単に紹介していきます。
送金速度が速い・安い
リップル(XRP)は、低コストで素速く資金移動ができる送金システムを作り上げることを目的として開発されました。
そのため、ドルや円などの法定通貨はもちろん、他の仮想通貨と比べても送金スピード・コストが抜群に良いです。(下図)


従来の課題が克服されたXRPは金融業界などで大きな需要があるので、今後さらなる成長に期待ができますね。
定番のビットコインやイーサリアムとの違いについて知りたい方はこちらをご覧ください。
〈関連記事〉
ビットコイン、イーサリアム、リップルの違いを初心者にも分かりやすく解説!
金融機関業界での需要が高い

リップル社は、2020年6月時点で国内外の350社と提携しており、以下のような世界的大手銀行も多く含まれています。
- イングランド銀行
- タイ銀行
- バンク・オブ・アメリカ
- サウジアラビア金融局
- JPモルガン
- バークレイズ
- クレディ・スイス
- UBS(Union Bank of Switzerland)
- みずほフィナンシャルグループ
- 三菱UFJ銀行
- 三井住友銀行
- ゆうちょ銀行
特筆すべきは、タイ銀行、イングランド銀行、サウジアラビア金融局といった国の中央銀行、つまり日本でいう所の「日本銀行」にあたる機関も含まれていることです。
また、日本の三大メガバンクやゆうちょ銀行も、リップルの活用を目指す「内外為替一元化コンソーシアム」に参加しています。
参考:新送金システム連合、ゆうちょ銀と三井住友銀も参加(日経記事)
以上のことから、世界中の金融機関がリップル社の送金システムを利用することを目指していることが分かります。
これらの金融機関は普段から各国の企業・事業主の財務状況をチェックしながら融資を行っています。
そのような機関がリップル社とパートナー提携を行っている事実から、金融業界におけるリップル(XRP)の実現性と将来性の高さがうかがえます。
リップルを使った送金が実用化されれば、リップル(XRP)の価格も上昇することが期待できるでしょう。
急騰時にリップルを全て売却してしまうと将来後悔するかもしれない理由は、リップルは上記の通り金融業界で使われる可能性があるからです。
それほどリップルの国際送金の速さ・安さは革新的なのです。

世界中の企業が開発に協力しているとは知らなかったピヨ
リップルの過去の値動きと現在位置

リップルの凄さが分かったので、過去の値動きと現在の状況を確認しましょう。
過去の値動き
まずはリップルの最近の動きを復習します。
リップルは2017年11月までは20~30円を推移していましたが、2017年12月に仮想通貨バブルの余波で350円付近まで、10倍以上高騰しました。
しかし、その後は期待が剥がれ、3ヶ月で50円程度まで急落し、現在は20~50円の間を行き来しています。
仮想通貨とハイプ・サイクル
さて、仮想通貨が経験したバブルは特に珍しいことではなく、多くの新技術が通る道です。
アメリカの調査会社ガートナーが提唱した「ハイプ・サイクル」が分かりやすいので、少し説明します。
ハイプ・サイクルはテクノロジーが登場した後の動きを視覚的に説明するものです。
それによると、新しい技術は5つのフェーズを経験するとされています。

- Step 1:黎明期(れいめいき)
- Step 2:「過度な期待」のピーク期
- Step 3:幻滅期
- Step 4:回復期
- Step 5:生産性の安定期
ハイプ・サイクルの最初の段階は、黎明期でブレークスルー(飛躍的前進)によって始まります。新製品発表やイベントが報道され、世の中の関心が高まる時期です。
過度な興奮と期待が生じる時期です。成功事例が出ることもありますが、失敗を伴うものも少なくありません。
実験や実装で成果が出ないため、過度な期待に応えられず急速に関心が薄れる時期です。テクノロジーの創造者らは再編されるか失敗します。生き残ったプロバイダーが早期の消費者に満足のいくように自社製品を改善し続けます。
テクノロジーの利点と適用方法が理解される時期です。プロバイダーからは第2世代・第3世代の製品が登場し、資金を提供する企業・消費者が増えます。ただし、保守的な企業は慎重なままです。
新技術が世の中に広く受け入れられると安定期に入ります。技術は徐々に安定し、第二世代、第三世代へと進化します。安定期の「標高」は、テクノロジーが広範に適用可能である程高くなります。
現在では安定期に入った、インターネット技術(IT)も過去にこの曲線に従っています。
具体的には、IT企業を多く含むナスダック総合指数は1995年から2000年の5年間で+400%を超えるITバブルを経験した後、わずか2年で-75%を記録しました。

その後、2014年まで最高値を更新することはありませんでしたが、その間にApple, Amazon, Google, Facebookなどによるハイテク企業が安定して大きな収益を出せるようになった結果、最高値を更新して現在も上昇を続けています。
このように、新技術が登場すると過度な期待を経験した後、一旦価格は暴落します。
しかし、価値がある技術は興味が薄れた後でも技術が成熟に向かうことで、徐々に回復する流れを辿ります。
さて、2020年9月に発表された最新のハイプ・サイクルを見ると、仮想通貨の基盤技術である「ブロックチェーン」は既に幻滅期にあり、啓発期(回復期)に向かっていることが分かります。(下図)

2020年9月というと、ビットコインはまだ本格的な上昇の前ですが、その僅か2ヶ月以降にMicroStrategy社やテスラ社がビットコインを保有したり、決済手段として普及が進み出した結果、価格は上昇を続けています。
まさに今現在、幻滅期の最後、あるいは回復期を進んでいる可能性が考えられます。

回復期に入ったのなら、今後は安定した成長を期待したいピヨ
リップルの現在位置

ビットコインの価格が回復する中、リップルはビットコイン程の価格上昇を未だに経験していません。

これは、SECによるリップル社の訴訟が影響している可能性があり、結果的にリップルは未だ幻滅期に留まっているように見えます。
しかし、投資は多くの市場参加者が悲観する時にこそチャンスであることが多いです。
そのため、向かい風が吹く今が絶好の買い時の可能性があります。
今後リップルが幻滅期から脱出し、回復期に入るのであれば、大きなリターンが期待できることでしょう。
今後の運用方法について

上述のように、リップル(XRP)には将来性があると感じているので、今後も引き続き投資を継続していく予定です。
既に投資元本は回収し終えているので、残りのリップルで長期的に運用を続け、更なる高騰を逃さないようにする予定です。
また、相場の急落時には積み立てを再開することも考えています。
どんな状況でも全体資産のうち、最低1%程度をリップルとして残しておくことで、将来大きなリターンに繋げていきたいです。
リップル(XRP)をお得に増やす裏技

さて、売却の予定がないリップルは、単に寝かせておく以外にも使い道があります。
それは、所持しているXRPを取引所に貸して利用料を貰う方法です。
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- 0.01BTC〜30BTC以下:年率1%
- 貸出は最低0.01BTC(2021年3月時点で5万円相当)から貸出可能。上限は30BTCまで。
- 対応通貨は、bitbankが取り扱っている全ての通貨。

GMOコインとbitbankは最大でも年率3%だけど、コインチェックは最大で5%ピヨね

貸出数量も取引所によって違うワン

コインチェックだけ少ない金額で年率が高いピヨ
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まとめ

リップル(XRP)は高いリターンが狙える可能性のある仮想通貨です。
そのため、価格が安いうちにどれだけリップル(XRP)を手に入れられるかが重要になってきます。
毎月コツコツと投資をすることで急騰時には大きな利益を得ることができるので、それを目指して頑張っていきましょう。
仮想通貨が初めての方は、より基本的な内容を書いたこちらの記事も参考になると思います。
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